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空の音色
ここから思い返すこと
いろいろあるけど
姿かたちじゃないのが
わかるんだ
嫌な出来ごと
あの日のきみは
泣きごとでしかない
消してしまいたい
気持ちのなかを
弱いままで
強がりもあって
なみだこらえて
それで それで それで
いまのぼくがいる
ここに生きてるのは
くやしいこと
取り戻せないこと
置き去りにしても
生きて 生きて 生きて
姿かたちじゃないよ
こころを残して
いまでも乗り越えるため
消してしまわないよう
じぶんのためなら
遠くにはいくけど
場所ではなくて
未来という名の星へ
じぶんのこころで
痛みを知るそのこころで
星と星を
つないできたから
いまは そう
夜空にかがやく
あの星座のように
またたく息吹が
見上げる目に沁みるよ
あの日も夜だった
晴れた空の景色はいつも
星座をさがして
そこに行けたら
どんなにいいか
そこへの抜け道
またたく星に願いをかけて
ときをこえた居場所
どこにもないよ
よるの星座みるたび
あの日のきみが
ぼくのふるさとなんだと
いまのぼくも
もうすこしこの場所で
こころ捨てないで
歩いていくよ
あしたのためじゃない
みらいの価値しらないよ
だけど だけど だけど
そのこころ
晴れる日もある
それをきみに
伝えるために
きみの道しるべに
きみが選んでくれるなら
まだ まだ まだ
生きてみたいと
思えるんだ
空の色が
こころに灯る
おねがい おねがい おねがい
そんなきみの声
聴こえてくるから




