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マイティア
ティア…
それを覚えたのはいつから
ティア…
それを知っていても知らなくても
ディア…
ありふれた悲しみを書いて
ディア…
疲れた心の窓辺にキミの名を呼ぶ
ピュア…
顔に出せないけど嵐の中の船出さ
ピュア…
どうすれば心が押し流されずに生きてゆけるんだろう
シェア…
だからいつも叫んできたよ
シェア…
どこかに分かち合える涙の語り部たちへ
キュア…
目には見えないけど長い苦しみ抱いている
キュア…
傷が深いのかそれとも古いのか
想像力のケアだけじゃもう支えきれなくて
ティア…
キミを慕う気持ちあきらめたくない
ディア…
星屑と消えるまで歩きつづけてやる
ピュア…
笑顔の裏にかくした涙いつの日にか
シェア…
洗い物を乾かすような家事の舵取りだと
気づけるなら ほらキュアはいらない
悲しみぜんぶ乗り越えた未来に待つものはきっと
マイティア声を張って
マイティア胸を張って
そうよ マイティア
それがわたし それこそがわたし
じぶんの名を誰かに明かすためだったんだ
わたしは悲しみに負け 痛みにゆれすぎて
じぶんの名を取り戻すのに時をかけすぎていただけなの