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home[ war ]k  作者: 山田 太郎
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2話 抗争

勉制10年


自由隊を設立して10年

「南春小学校にて抗争です!増援を!青山総司令官!」

防衛部司令官の岩下が駆け込んでくる。その横には丸々と大きな体揺さぶりながら東家副司令官が走ってくる。2人の特個は[監察指揮]と[超戦闘]。とにかく戦闘に特化している。


なぜ自由を求める隊に戦闘が必要なのかと言う疑問が湧き上がる。しかし、宿題国民成長法の元設立された、勉成機関と言う機関は人を襲う。宿題を提出出来なかったものを逮捕し収容施設に送るというものだ。子供だろうと関係ない。大人も国から出された宿題と言う魔物に蝕まれ捕まる。時に宿題を使って国民に多量の税金を払わせることもあった。


そのため小学校を自由隊は設立。

隊立小学校 中学校 高等学校 大学として宿題の無い学校を築きあげている。私立の学校は国からの援助金につられ8割が宿題制を取り入れている。公立なんてもってのほか。


ただし隊立学校は維持費がない。学費が高く通えない生徒も多い。だからこそ宿題制度を無くす事ができなかった。更に隊立学校には時より宿題国民成長法違反として勉成機関の機動隊が武力制圧を行う。奴らは時として人を撃つのだ。そのため、自由隊には防衛部が必要になってしまうのだ。だから危険だと言って隊立の学校に入れない親も多い。


更に街中や学校で宿題を出せない人を無理やり逮捕する。それを防ぐ為に対抗部も自由隊は結成せざるおえなかった。対抗部はその名の通り宿題国民成長法違反で捕まりそうな人を救う為の戦闘部だ。武器を捨てたいのは山々だが、武器を持った相手に武器を持たずして無駄死にするのか。それは嫌だ。


そして今、隊立南原小学校にて抗争がおきている。

「今月、4回目です。何があったのでしょうね?♡」

オカマ混じりで業務部司令官の斎藤が言う。

「なんでしょう。悪寒がします。」

副司令官金城も続く。それにしてもおかしい何かあるのだろうか。


~岩下の視点へ~

やべーやべー卍

「おい!青木班裏口へまわれぇ!」

抗争多すぎやろ。児童の安全どうすりゃいいってんだ。

「児童避難完了しました。」

とにかくここを落とされる訳には行かない。


ここで[超視力]が弾丸を捉えた。体を捻ってかわす。慌てて見上げる。そこに人影は無い。後ろから気配を、捉える。間一髪避けたがすぐ横にナイフがささる。なにがおきている!?奇襲系の特個持ちだ。すぐさま1歩後退し、見えない人影を受け流す。見えた。そちらに銃口を向ける。いない!?バンと言う音が後ろから聞こえる。撃たれた!?慌てて振り返る。細身の男が大男に踏み潰されていた。

「やりましたよ!」

よく見ると副司令官の東家だ。よくやった一気に機動隊が引き上げていく。目的は俺の暗殺か!?かかってこいや。


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