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7 刷り込み

いい加減過ぎたサリアのステータスをちゃんと考え手直しました。

「やっぱり、どうみても卵が歩いてるように見える」


前に卵を縛ると視界が卵で遮られ前方が見えんので、背中にロープで卵が縛り付けられている。


それを後ろから見てると、やっぱり卵が歩いてるように見えるんだと。


もうそれ良いから



アマス村で1泊する時も肌身離さず持って歩っていた。


さすがに宿屋の女将が吃驚していたが、無理言って迷惑掛けても悪いので、どうせ睡眠しないから朝まで外をぶらついてると宿を出ようとしたら


女将が女の子が独りで夜歩きは危険だと、女将の部屋に連れてかれた。


何でも娘さんが結婚してタンザスの町に嫁いだためベッドが空いてるんだとかで…


いや、折角の御好意申し訳ないが、本当に寝ないのだ…


でも女将の好意を無下にもできないんで、ベッドで卵を抱いて横にってみる。


しばらく目を瞑ってみたり、寝返りを打ったりしたがしたが、どうやって寝たら良いかわからん。


人間はどうやって寝てるんじゃ?


その時卵がプルプルっと震えた気がした。


反応している?


卵に手を宛魔力を通して鼓動を感じてみる。


お、やっぱり反応してる。


そういえば、クミが暖かい火山帯で産まれるって言ってたな。


卵に属性付与の魔法で炎の属性を付与して見る。


赤く光る卵


プルプル小刻みに震え、喜んでるようだ。


朝まで付与しててやろう、暇だし


翌日、食堂で赤く光ってる卵をみて、ついにプリンが待ちきれなくて卵焼きにしたのかと言われてしまった。


食事はしないって言ってるのに…


その後も卵を背負い続けながら、道中4人のレジスト修行と卵へ炎付加を続けた。


タンザスの町の外で1泊することに。


夕方の閉門までに間に合わなかった…


まあ、儂は町に入っても夜暇だしの。


そして、今夜も日課の卵へ属性付加を続ける。


しばらくして、もうちょっとで朝方という時に


ピシッ!と音を立て卵にヒビが入る


ヤバ!魔法が強すぎたか!?


朝方冷えるんで、ちょっと強めに掛けたのがいけなかったか!


どんどん広がって行くヒビに、接着剤か何か無いかと探すが、あるわけない


ご飯粒も無いし…


どうする、どうしよう…


バリバリっとちょっと大きめの音を立て、卵の殻を突き破り顔を出す赤ちゃんドラゴン


おもいっきり目が合う。


暫しの沈黙のあと


キュイと泣きながら殻から飛び出してきて、押し倒され頬ずりされたり顔舐めたりされる。


これってもしかして…


『インプリンティング《刷り込み》きちゃったああああ』


儂が親になってしまった。


空が明るくなってきたんで、皆目を覚まして来る


「どうしたんで…ってうああ」


「どどどドラゴンにメディア様が…」



まあ落ち着けと上に乗って居るドラゴンを横にどかし起き上がる。


『まったく朝から騒がしい奴等じゃ』


儂もかなり動揺したが、回りのが動揺してるの見て落ち着いてしまった


「よかったよ~プリンにして食べるなんて言ってたから怒ったドラゴンさんにプリンにされて食べられてるのかと思った」


相変わらずズレた回答全開ですね


その間も背中に頬ずりしてるドラゴン


『さてどうするか…』


「さすがに卵ならまだしもドラゴン連れて町に入れませんよ」


『仕方がないの、人化術を掛ける』


「そんな事までできるんですか!?」


『うむ、ただし見た目が変わるだけで本当に人間になるわけでは無いがの、中身はドラゴンのままじゃ』


そろそろ開門の時間なんで門の回りに人が集まってくる


人のいないところまで少し離れて、人化術の用意をする。


ムサシ殿に短刀を借りて、自分の髪を肩の上辺りでバッサリと切り落とす。


さすがに女性陣から悲痛の叫びが上がるが触媒がないとできんのでな


『これで触媒はよいじゃろ』


赤ちゃんドラゴンに、ここで動かぬようにと言ってみたら通じたのか、おとなしくしている


なかなか素直で良い子ではないか


『ディ アム サラト オン ケセムノン セリオ クルン…』


呪文を唱えると赤ドラちゃんの下に魔方陣があらわれ段々強く光を発するようになる。


『ハスラウト ディトラ ケン!』


一気に光の束が上がる


中のドラゴンの姿は光で見えない


最後に切り落とした髪の束を光の中に投げ入れる


その瞬間に光は拡散して消える。


そしてそこには…


人間の歳にして11~12歳ぐらいの赤髪の少女が立っていた。


『やれやれ成功じゃな』


久しぶりじゃったが上手くいった。


変わってしまった自分の姿に、何となく違和感あるのかあちこち体を捻ってみたり伸ばしてみたりしている。


というか儂とあまり背が変わらんじゃないか


こちらに気がつき走ってきて抱きつかれる。


『髪が短くなってもわかるもんなんじゃの』


『よし、人間の姿になったしこれで町に…』


振り返るとミノルとムサシ殿がばつが悪そうに目をそらしている。


ん?


お、そうか裸か!


待っておれと自分の服を脱いで着せてやる。


『うむ、サイズも良いではないか』


「ダメです、今度はメディア様が下着姿じゃないですか!」


『いやしかし、裸ではないぞ一応上も下隠れておるしの』


「ダメです!」


『でもそれでは町にはいれんではないか』


「とりあえず、あたしのマント羽織っててください、町に行って着るもの買ってきますから」


くれぐれもその姿で入ろうとしないで、ここに居てくださいね。


釘を刺されてしまう。


さて帰ってくるまでどうするかの


よし!言葉を教えてみる


人間の言葉を喋れる竜も居ると聞いたことあるしの


『お か あ さ ん』


ダメか、じゃあもっと短いの


『プ リ ン』


と促すが頭の上に?マークが出てるみたいだ。



さすがに無理か、年齢0歳2時間だものな


なにか良いスキルや魔法は…


お!そうじゃ


前にミンシアに、巫病の事話してたけど、あれやってみるかの


神の奇跡スキルを開く


大洪水や隕石や噴火、疫病…落雷…


上の方は相変わらず物騒なスキルばかりだの


必要ポイントも8桁7桁ってどうやって溜めるんじゃ…

儂なんて6桁超えるほど存在してるのに、47しかポイントないし…


ずっと下に画面をずらしていく


神智贈  必要ポイント25


神憑り 必要ポイント15


神罰(微) 必要ポイント10


予知夢 必要ポイント5



神智贈これよこれ


これを使って儂の知識とスキルを贈る


どのくらいのものが贈れるのかの


ま、やってみるか


47の持ちポイントから25を払い使用してみる。


贈りたい相手の頭に触れれば良いのね


頭どうしくっつけた方が伝達率はあがるらしい


じゃあ額をくっつける


あとは贈りたいモノをクリックっと


んー


あまり全部の記憶とか贈ると脳がパンクしても怖いので儂のスキル全部と


あ、神スキルはダメだエラーが出てる


これは神族特有の種族スキルだから他種族はダメってことか


あと魔法全部…禁呪と禁術だけは外すか


あと適当に近年の記憶全部で良いか選るのがメンドイ


よしOKっと


完了の文字が出てる。


なにも起こった感じがしないのだが…


ドラゴンちゃんも不思議そうな顔で見てるだけだし


あそうだ!こんな時こそ



神眼鑑定




名称 ????

年齢 0歳2時間

種族 幼竜

職業 ????

レベル01

HP1303

MP3307

力 160

攻撃力 117

体力 115

防御力 128+25

知力 105

魔力 242

器用 121

敏捷 163

運 183


スキル


咆哮 1(レベルが上がると低レベルの相手は恐怖状態で逃げ出す)

噛 1 (1だと甘噛みレベル)

火ブレス 1

鉤爪 1

尾撃 1 (尾による打撃)

飛行 1

硬鱗 1 (鱗が硬くなり防御力がLV1で+25)

逆鱗 (発動後全ステータス5倍、発動中はMPが1秒に30消費)



耐性  (-)抵抗なし<(弱)<(中)<(強)<(無)無効<(吸)吸収


睡眠耐性(中) 毒耐性(弱) 麻痺耐性(弱) 呪耐性(弱) 混乱幻惑耐性(弱)

盲目耐性(弱) 石化耐性(弱) 即死耐性(弱)

火耐性(吸)水耐性(-)風耐性(-)地耐性(-)



神智贈スキル


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