9.やきもちを焼いたとき
共通のお友だちがいるわね。
そしてその子のことを、いつもあなたは可愛いって言っているわね。
最初のころはやっぱりとてもやきもちを焼いていたわ。
わたしもその子が大好きで、とてもかわいいと思っているから、
一緒になってかわいいかわいいって言うけれど、
そのころわたしはあまりあなたに、かわいいとか言われていなかったもの。
わたしの知らない間に、二人で飲みに行っていたことがあって、
それをその友だちから聞いたときにとても胸がもやもやしたわ。
いつの日だったか、わたしがやきもちを焼いていることをあなたに伝えたわね。
その時のあなたの顔や反応はあまり覚えていないけれど、少し嬉しそうだった気がするわ。
その後その飲みに誘ってくれたわね。
けれどなんだか、友人との飲み会を邪魔してしまった気分になったわ。
だってその二人は友だちで、その二人でしか話さないことってあると思うの。
それに気づいて、もう嫉妬してお邪魔しないことを決めたわ。
それにどうやら二人でわたしの話題をよくするみたい。
二人から愛されているのね
やきもちを焼いていた自分が恥ずかしいわ。
まあ今となってはいい思い出ね。
でもたまにやきもちを焼くくらい許してね。
他の人からみたら、やきもちを焼いて当然に見えるかもしれないわね。
でもわたしは、彼が選んだのはわたしだとわかっているし、
二人は中学からの友人で、わたしと付き合う前から、二人は飲みに行く仲だったみたいなの。
友だち同士の付き合いに水を差すなんて無神経な行為よね。反省するわ。