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こちら、駒桜高校将棋部Outsiders  作者: 稲葉孝太郎
第42局 日日杯2日目(2015年8月2日日曜)
451/683

439手目 連続王手

※ここからは、捨神すてがみくん視点です。

 うーん……ちょっと消極的過ぎたかな。

 2五桂跳ねから銀冠への移行は、ちぐはぐだったかも。

 僕はペットボトルに手を伸ばす。

 スポンサーの差し入れだ。

 鳴門なるとくんは右手のこぶしをこめかみにあて、テーブルにひじをついていた。

 首には白いヘッドセットをかけている。ファッションかな。

 僕たちは4勝1敗同士の同星対決。

 鳴門くんは決勝トーナメント候補。だけど安定してるポジションではないと思う。4つの決勝枠のうち、4席目に滑り込みそうなのが鳴門くん。僕の個人的評価では、ね。その鳴門くんに負けると、僕はレースから脱落する可能性が高くなる。いまさらだけど、阿南あなんくんに負けたのは痛かったな。

 僕はペットボトルのお茶を、湯飲みに移し替えた。

 のどを潤していると、鳴門くんが次の手を指した。

 

 パシリ

 

挿絵(By みてみん)


 僕は湯呑みを置く。

 銀桂交換を本線で読んでいた。

 これが疑問手ってわけじゃない。ふつうにアリだよね。

 僕は考え込む──後手も組み替えの方針っぽい。4一角〜6三角を狙ってるんじゃないかな。6三まで来られると、3五歩からの攻めがキツくなる。ただ、そこまで来るのに手数がかかる。6三の銀も邪魔。5四に出さないといけない。

 となると、即座に組み替えは成立しない。

 僕は3八金と上がった。

 5四銀、5八金、4一角、4七金左、3二金。


挿絵(By みてみん)


 ん? もしかして雁木がんぎからの4二金右?

 だったら6三角までは来られる。来られるけど──

「8五桂」


挿絵(By みてみん)


 これが利くはず。

「!」

 鳴門くん、右手が後頭部にいく──見落としてたね。

 この盤面でしか成立しない一手。針の穴を通す手だ。3二角ともどれる状況なら、ここから飛車先を奪還することも可能。今はできない。かと言って放置もできない。放置なら7二歩と打つことができる。この一歩がすごく大きい。

 鳴門くんは首のヘッドセットをなおした。

 僕も続きを読む。さっきも言ったけど、これは針の穴を通す手だ。

 後手から暴れる順はいくらでもある。気になるのは6五歩のパターンだね。5七銀、8五飛、8六歩には7五飛とスライドできる。

 

挿絵(By みてみん)


 (※図は捨神くんの脳内イメージです。)

 

 こうなると後手のほうが速い。6五歩の瞬間に逃げないで6四角か。

 僕は鳴門くんの応手を待った。

 対局会場には駒とチェスクロの音だけが聞こえる。

 うーん、6四角のあとも、そんなに簡単じゃないか。

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………あ、動く。

 

 パシリ


挿絵(By みてみん)


 了解。僕は30秒ほど読んで、6四角と置いた。

 9二飛、5五銀、6三銀、8六角、8二飛。

 さあ、ここからが勝負だ。

 桂馬を助けることはできない。このスキに動く。

「4四銀」

 この一手に、鳴門くんの手がとまった。

 次に5三銀成がみえている。

 これより速い手があるかどうか。

「……6六歩」


挿絵(By みてみん)


 んー、なるほどね、5三銀成なら放置で6七歩成か。

 以下、5二成銀、同銀、6四角と飛び出しても、冷静に8五飛、9一角成、7八とでいいっていう読みかな。あるいは、と金を5筋に寄せるかもしれない。

 これでもまだ先手がいいと思う──けど、こっちもムリする必要はない。

「同歩」

 いったん付き合う。5三銀成は放棄。

 鳴門くんは7五歩と止めてきた。

 7九飛、7四銀。

 やっぱり針の穴だ。サクッとは斬れないみたい。

 僕はのこり時間を確認した。

 僕が18分、鳴門くんが15分。

 すこし考えどころかな。

「……7五角」

 角銀交換に持ち込む。

 同銀、同飛。

 鳴門くんは8四飛と浮いた。


挿絵(By みてみん)

 

 これは罠だね。うっかり7一飛成で角取りに当てると、4四飛で紐付けされる。

 5五銀と逃げるしかない……けど、そこで後手はなにをしてくるのかな?

 こっちはこんどこそ7一飛成だから、4二金右が本命か。

 そこで7一飛成はあまり意味がないね。8五飛と取られてしまう。

 となると──

「5五銀」

「4二金右」

 僕は飛車にはさわらず、8筋に手をのばした。


 パシリ


挿絵(By みてみん)


 もう一回辛抱する。

「んー、そっちか……じゃあ飛車交換ね」

 鳴門くんは7四飛と寄った。

 同飛、同角、7一飛、7八飛。

 次に4九角だと困るから、手筋で対処しておく。

「7九歩」

 鳴門くんは前髪をかきあげて、うしろに大きくのけぞった。

 首のヘッドセットが揺れる。

「取るしかない……か。同飛成」

 8一飛成、5八角、4八銀、2五銀。

 ん? 切ってきた?

 桂馬を打つ場所があるのかな? ……もしかして4一か3一の受け?

 なくはない……けど、銀を渡してるからかえって危ないような?

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………あ、3五桂か。

 

挿絵(By みてみん)


 (※図は捨神くんの脳内イメージです。)


 同歩に6三角〜2七角成の切りだ。

 しまった、こんどは僕が見落としちゃった。

 もう回避できない。

 寄ってる? さすがに寄ってないよね?

 例えば3五同歩、6三角、8二龍、2七角成、同金に……3九銀?

 1八玉で耐えてないかな。

 4八銀成は詰めろじゃない。その瞬間に詰めろをかければいいんだよね。

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………詰めろはある。4四桂だ。


挿絵(By みてみん)


 (※図は捨神くんの脳内イメージです。)

 

 4七角成としてきたら、3二桂成、同金、3一銀で詰む。1三玉と逃げるのは2二角、1二玉、1一角成、同玉、2二金、同金、同龍まで。3一同玉なら4三桂で詰み。

 だから一回受けてくるはず。鳴門くんも、さすがにこれは見落とさない。

 受けはいろいろあるから、ある程度まで読んであとは鳴門くんの応手をみよう。

「……2五歩」

 以下、3五桂、同歩、6三角、8二龍、2七角成、同金、3九銀、1八玉、4八銀成、4四桂まで一気に進んだ。鳴門くんはここで手をもど……さない? こっちの陣地に手をのばした。

「攻守にはこれしかないんだよね……2九龍」


挿絵(By みてみん)


 うーん……さすがに最善手で来た。

 こんどは僕も見落としていない。一番めんどくさい手だ。

 同玉に4七角成で金を入手してから3一金打だと思う。

 僕の王様もそんなに逃げるスペースがないんだよね。

 チェスクロを確認する。のこりはおたがいに5分。

 時間の使い方が問題になる局面だ。

 僕は細かく読む方針を選んだ。どっちが勝つにせよ一手違いのはず。

 濃厚な時間がながれる。雑音が消えていく。

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………ピッ

 のこり1分の合図。

 僕はここで読みを切り上げた。

 2九の龍を取る。

 4七角成、1八玉、3一金打。

 まず3二桂成と取って、同金寄に4四桂で追い打ち。

 4二歩、3二桂成、同金──これしかないか。

「4四角」


挿絵(By みてみん)


 鳴門くんはこの手をみて、ちょっとくちびるを結んだ。

 3三桂じゃ受からないんだよね、これ。3四歩と伸ばせる。

 3三に銀を使ってもらう。

 鳴門くんの視線は、僕の陣地に伸びていた。

 おそらく3三銀よりもあとのことを考えている。

 正直、寄せに来られるときわどい。

「……3三銀」

 僕はノータイムで5三角成。

 鳴門くんは最後の持ち時間を使って、3六桂と打ち込んだ。

 これは詰めろじゃない……んだけど、後手にも詰めろはかからない。

 一回受ける? ……3六桂は2手スキだよね。もう一手余裕がある。

 あるよね? 必至がかかるオチだと厳しい。

 後手からの詰めろは3八成銀かな。

 そこで3四歩が絶好にみえる。以下、2八桂成とされても──

 

 ピッ ピッ ピッ ピーッ!

 

 僕は5一飛と下ろした。

 鳴門くんは59秒ぎりぎりまで考えて3八成銀。

 僕も秒読みだ。

 3四歩より2六銀のほうが安全だったりする?

 僕は迷った。


 ピッ ピッ ピッ ピーッ!


 パシリ


挿絵(By みてみん)


 鳴門くんは椅子に座りなおす。

 両手をあわせて、口もとに持っていった。


 ピッ ピッ ピッ ピーッ

 

 鳴門くんは2八桂成とした。

 あとは僕が間違っていないかどうかだ。

 同金、同成銀、同玉、3七金、1八玉。

 鳴門くんはひたいに手をあてた。

 3八馬なら後手は詰む。

 

 ピッ ピッ ピッ ピーッ!

 

「2五馬」

 

挿絵(By みてみん)


 詰めろを捨てて自玉を守りにきた。

 こんどは僕が考える番。

 

 ピッ ピッ ピッ ピーッ!

 

 3三歩成ッ!

 鳴門くんはノータイムで同桂。

 金銀を渡すとこっちが詰めろになってしまう。

 

 ピッ ピッ ピッ ピーッ!

 

「3四歩」

 鳴門くんはノータイムで同馬。

 僕は2六桂と打った。

 鳴門くんは冷静に2五馬と逃げる。

 形作りをしてくれない。


 ピッ ピッ ピッ ピーッ!

 

 もういちど3四歩。

 鳴門くんはノータイム指しをやめた。


 ピッ ピッ ピッ ピーッ!

 

「3六馬」


挿絵(By みてみん)


 王手してきた。

 僕は2九玉と引く。

 鳴門くんはまた59秒まで考えて4七馬。

 1八玉、3六馬、2九玉、4七馬、1八玉、3六馬、2九玉。

 あれ? これって──

 鳴門くんは大きく息をついた。

「なんで連続王手の千日手はダメなんだろうねぇ……3五桂」

 ……………………

 ……………………

 …………………

 ………………勝った。

 僕は3三歩成とした。

 同金、4二龍、3二歩、3一飛成、1三玉、2二銀。

 どんどん上に追いやる。

 2四玉、3三銀不成、2五玉、3四銀。


挿絵(By みてみん)


「ごめん、最後はちょっと見苦しかったかな。投了だよ。負けました」

 鳴門くんは頭をさげた。

「ありがとうございました」

 僕も一礼した。

 お茶を飲む。鳴門くんは盤をみつめて黙っていた。

 感想戦を待つ。

「……3四歩のあと、僕の勝ち筋はなかった?」

「どうだろう……正確に指せば先手勝ちかな、とは思ったけど」

「予想よりは手応えがあったんだよね」

 そこは同意かな。

 後手が手順を尽くさなかったら、もうちょっと早く終わったと思う。

 僕は、

「3四歩以外だったら先手負けだった?」

 とたずねた。

「たとえば?」

「2六銀もちらっと考えたんだけど」


【検討図】

挿絵(By みてみん)


 鳴門くんは2八桂成としながら、

「同金、同成銀、同玉、3六桂で、本譜と似たかたちになるよね?」

 と指摘した。

「うん、そこで1八玉、2八金、1七玉、3八馬は、たぶん僕の負けだよ」

「……だね。これは必至かな。1八金と打っても3七金と打っても、取って詰み。後手は3一銀からでも詰まない……つまり本譜と違って1八玉とは逃げられないわけか」

 鳴門くんはいちど納得して、それから、

「でもさ、3六桂に1七玉で勝ちじゃない?」

 と指摘した。

「たぶん……2八金、3四歩、3八馬に3三歩成として、同桂なら3四桂、同金なら4二龍から詰みだと思う。金銀が2枚ずつあるから。ただ、2八金に代えて1五歩の詰めろがちょっと気になったんだ」


【検討図】

挿絵(By みてみん)


「これでも勝ちだとは思うんだけど、端が紛れるくらいなら3四歩のほうがいいかな、と思って。最後1分将棋だったから、ぜんぶの分岐は読めなかったよ」

 鳴門くんは軽くタメ息をついた。

「僕はこの局面を読んでなかったよ。完敗だね」

 僕たちはそのあと、終盤をざっと調べた。

 鳴門くんはヘッドセットの位置をなおしながら、

「今日も連戦だし、これくらいにしとこうか」

 と言った。

「そうだね、ありがとうございました」

「ありがとうございました」

 そのあとすこし待っていると、スタッフのひとから声がかかった。

 インタビュータイムだ。

 僕はカメラのまえに移動する。

 イヤホンをつけて待機。すぐに声が聞こえた。

《もしもし、捨神のあんちゃん、聞こえる?》

「聞こえるよ、魚住うおずみくんだったんだね」

 知り合いに解説されるのって、ちょっと恥ずかしい。

《とりあえずおめでと。中盤でひとつ質問があるんだけど、2四銀と逃げられるまえに銀を取らなかったのはなんで? 3三桂成だとなにかあった?》


【参考図】

挿絵(By みてみん)


 さすがにするどい質問だね。

「同金で手順に固められるのがイヤだったんだよ。以下、3八金、2四歩、6六銀に8六歩が成立するんじゃないかな」


【参考図】

挿絵(By みてみん)


《あ、そっか、桂馬を渡してるから、8六歩でいけるかも》

「8六同歩、8七歩に7八金としないといけないから避けたよ」

 ただ、これで悪いかって言われると微妙だとは思う。

 魚住くんは納得したらしく、もうひとりの解説と交代した。

《もしもし、私だ》

「!」

 え? 将棋仮面? ……聞き間違えじゃないよね?

「将棋仮面……さんですか?」

《うむ、いい将棋を観させてもらった。終盤の寄せ合いは見応えがあったぞ》

「ありがとうございます……将棋仮面さん、どうして解説を?」

《今週の怪人はもう倒してあるのでね……というのは冗談だが、私も将棋が好きだ。中四国の強豪が集まっているとあれば、観ないわけにもいくまい》

「そうですか……僕の将棋、どうでした?」

《ひさびさに熱くなった。機会があればサシでお手合わせ願いたいものだ》

 僕は小学生のときの大会を思い出した。

 秋月あきづきくんと、本戦では当たっていない。でも休憩時間に遊びで指した。

 あのときはどっちが勝ったっけ──持将棋で指し分けたのかな。

「……そうですね、今度こそ決着をつけましょう」

《はて……私はきみと個人戦をしたことはないはずだが……》

「一方的な挑戦状と受け取っておいてください」

 インタビューは終わった。

 僕はトーナメント表をみる。

 囃子原はやしばらくん、六連むつむらくん、吉良きらくん、石鉄いしづちくんにも白星がついていた。

 まだまだ首の皮一枚。

 駒桜こまざくらのみんなも応援に来てくれてるみたいだし、張り切っていこう。

場所:第10回日日杯 2日目 男子の部 6回戦 

先手:捨神 九十九

後手:鳴門 駿

戦型:先手ダイレクト向かい飛車


▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △3四歩 ▲2二角成 △同 銀

▲8八飛 △3三角 ▲7七角 △4二玉 ▲6八銀 △3二玉

▲4八玉 △6二銀 ▲3八玉 △5二金右 ▲2八玉 △1四歩

▲5七銀 △7七角成 ▲同 桂 △8五歩 ▲1六歩 △3三銀

▲3八銀 △7四歩 ▲8九飛 △6四歩 ▲6八金 △6三銀

▲4六歩 △2二玉 ▲3六歩 △4四歩 ▲2六歩 △5四角

▲2七銀 △7六角 ▲3七桂 △3二角 ▲2五桂 △4二金上

▲6六銀 △2四銀 ▲3八金 △5四銀 ▲5八金 △4一角

▲4七金左 △3二金 ▲8五桂 △6五歩 ▲6四角 △9二飛

▲5五銀 △6三銀 ▲8六角 △8二飛 ▲4四銀 △6六歩

▲同 歩 △7五歩 ▲7九飛 △7四銀 ▲7五角 △同 銀

▲同 飛 △8四飛 ▲5五銀 △4二金右 ▲8六歩 △7四飛

▲同 飛 △同 角 ▲7一飛 △7八飛 ▲7九歩 △同飛成

▲8一飛成 △5八角 ▲4八銀 △2五銀 ▲同 歩 △3五桂

▲同 歩 △6三角 ▲8二龍 △2七角成 ▲同 金 △3九銀

▲1八玉 △4八銀成 ▲4四桂 △2九龍 ▲同 玉 △4七角成

▲1八玉 △3一金打 ▲3二桂成 △同金寄 ▲4四桂 △4二歩

▲3二桂成 △同 金 ▲4四角 △3三銀 ▲5三角成 △3六桂

▲5一飛 △3八成銀 ▲3四歩 △2八成銀 ▲同 金 △同桂成

▲同 玉 △3七金 ▲1八玉 △2五馬 ▲3三歩成 △同 桂

▲3四歩 △同 馬 ▲2六桂 △2五馬 ▲3四歩 △3六馬

▲2九玉 △4七馬 ▲1八玉 △3六馬 ▲2九玉 △4七馬

▲1八玉 △3六馬 ▲2九玉 △3五桂 ▲3三歩成 △同 金

▲4二龍 △3二歩 ▲3一飛成 △1三玉 ▲2二銀 △2四玉

▲3三銀不成△2五玉 ▲3四銀


まで147手で捨神の勝ち

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