150手目 中高生将棋指しの人狼(初日〜4日目夜)
【役職 16/16名】
素村6、共有者2、占い師1、霊能者1、狩人1、狼3、狂人1、狐1
【禁止事項】
・第一犠牲者の就職あり(=役職欠けあり)
・素村の騙りは最終日のみ許可。
・ランダム噛み、ランダム護衛、ランダム占いは禁止。
・利敵行為禁止。
・投票は同数やり直し4回で引き分け。
・昼時間のメタ推理(性格や人間関係の読み)は禁止。
【参加者】
高校2年生 淡路、裏見、松平、桐野
高校1年生 大場、葛城、来島、捨神、鳴門、難波、萩尾、ポーン、箕辺、米子
中学3年生 我孫子
※簡単な用語解説は、以下の話でおこなっています。
高校生将棋指しの人狼(初日〜2日目夜)
http://ncode.syosetu.com/n8275bv/241/
というわけで、割り振りも決まり、いざ、出陣ッ!
【2日目 昼 15/16名】
第一犠牲者さんが無惨な姿で発見されました。
「おはよう」
「おはようございます」
「おはようっス」
「Guten morgen」
「おはよう」
「おはよぉ」
「おはようッ!」
「おはようでやんす」
「おはようさん」
「ふわぁ……おはよう……」
「おはようございます」
「アハッ、おはよう」
「おはようですぅ」
「おはよ」
「おっはー」
騒々しい挨拶が終わって、お互いに様子見。
周囲の景色は、町外れの墓地だった。
昼時間だから明るいけれど、雰囲気が出てて、ちょっと怖い。
「この様子だと、●は出ないっぽいねぇ」
葛城くんは、なんだか可愛らしいポーズ。
私は早速、手を挙げた。
「占いCO、淡路さん○」
みんなの視線が集まる。あんまり見ないでくださいな。
「対抗いないのぉ?」
葛城くんの問いかけに、みんなキョロキョロする。
……………………
……………………
…………………
………………
あれ? 対抗なし?
「霊能は、出ないんっスか?」
「はぁい、お花が霊能さんですぅ」
桐野さんが挙手して、1−1になった。
これまた対抗が出ない。
「ほんとに1−1スタートなのぉ?」
葛城くんは、首をひねる。すると、ポーンさんが、
「潜伏の可能性もありますわ。決めつけは、よくありませんことよ」
と言ってから、占いの理由を訊いてきた。
「今日知り合った面子のなかで、同学年のひとを占ったわ」
「どういうことですかしら?」
「ンー、なんていうか、情報収集?」
「情報優先で占うなら、男子のほうがいいと思うっスけどね」
なんでよ。大場さん、謎の突っ込み。
「まるで、合コンのようでやんす」
我孫子くんは、扇子で頭をぺちぺち叩いた。
今後の方針を決めたいから、さっさと議論する。
「共有さんは、潜伏するつもりなのぉ?」
そうそう、共有が出ないから混乱するのよ。
「ほな、共有CO。相方は、松平はん」
「相方、難波で合ってる」
なにぃいいいいッ!?
「というわけで、うちらが仕切らせてもらうでぇ。グレランや」
方針が決まって、あたりがいろいろと動き始める。
「ほんとに1−1? どっちか欠けてるんじゃないの?」
鳴門くんは、役職欠けを示唆した。
「欠けとか見るような局面っスか?」
「2wならまだしも、3wで狼騙りが出ないってことは、ないと思うよ」
「それは、そうっスけど……」
大場さん、なんだが押しが弱いわね。
「アハッ、鳴門くんも大場さんも、仲良くやろうよ」
いや、そういうゲームじゃないでしょ。
捨神くん、ゲームの趣旨が分かってないのかしら。
「欠け発言にわざわざ噛み付くのは、印象悪いよぉ」
葛城くんは、くちびるに指を当てて、首を傾げた。
さっきから、なんなんですか、そのポーズは。
「あっしも、カワイ子ちゃんに賛同するでやんす」
「え、ほんとぉ?」
「ほんとのほんとにカワイイでやんす」
そっちかい。
「えへへぇ、ありがとねぇ」
「あとで、MINEのアドレスを教えて欲しいでやんす」
男が男をナンパしてる構図。呆れ。
ここで、萩尾さんが動く。
「淡路先輩、すこしはしゃべってもらえませんか?」
「あ、すみません……なんだかみなさん、楽しそうでしたので」
「初日○貰いがステルスだと、裏見先輩の信用が下がりますよ」
いきなり信用を下げに来るのか。ちょっとびっくり。
「これは、失礼しました。しかし、話題がありません」
淡路さんは、あくまでも会話を避けた。
「あれ? 萌っち、淡路先輩には話しかけて、俺っちには突っ込まないの?」
米子くんは、髪の毛をいじりながら、萩尾さんに尋ねた。
そう言えば、米子くんもここまでステルスだ。
「耕平は、○もらってないからね」
「○もらってなくても、しゃべらないのはダメっしょ」
「ダメだと思うならしゃべれば?」
萩尾さん、つれない。
「来島も、なにかしゃべったほうが、いいんじゃないか?」
「箕辺くんこそ、なにかしゃべらないと、吊られちゃうよ?」
「ンー、そうだな……留守番の飛瀬と佐伯がなにをしてるか、当てるか?」
「なにって、手品でしょ」
このふたり、夫婦漫才みたいな会話してるわね。
「Aha, warum ist er nicht hier……」
「エリーちゃん、どうかしたんっスか?」
「な、なんでもありませんわ」
《残り30秒です》
ほらほら、アッと言う間に時間が過ぎた。
とはいえ、みんなしゃべったし、票がバラけそう。
《それでは、投票してください》
我孫子 → 箕辺
淡路 → 来島
裏見 → 箕辺
大場 → 我孫子
葛城 → 来島
桐野 → 来島
来島 → 葛城
捨神 → 大場
鳴門 → 箕辺
難波 → ポーン
萩尾 → 米子
ポーン → 捨神
松平 → 箕辺
箕辺 → 米子
米子 → 鳴門
村民会議の結果 箕辺辰吉くんが処刑されました。
ワオーン
【3日目 昼 13/16名】
エリザベート・ポーンさんが無惨な姿で発見されました。
「おは……」
「占いCO、鳴門くん●!」
私の第一声に、みんな振り向く。
「く、黒出しっスか?」
「幸先いいでやんすよ」
「占い理由も、ちゃんと言ってやあ」
私はひと呼吸おいてから、占った理由を説明する。
「ほんとは米子くんを占いたかったのよね。萩尾さんの発言に便乗しただけだし。でも、2票入ってたから、ここは吊り目と見て避けたわ。というわけで、私の信用を落としたのに1票だけの鳴門くん占い。結果は●」
どうよ、完璧な理由付けでしょ。
私がドヤ顔する一方で、難波さんは微妙な表情を浮かべた。
「ウーン、せやなあ……とりま、霊能結果聞こか」
「たっちゃんの色は、○でしたぁ」
狼にしては、しゃべってなさ過ぎだものね。
「ほな、駿はCOある?」
難波さんは、鳴門くんにCOを促した。
「ないよ」
「せやったら、仮指定、駿な」
「いいよ。裏見さんは偽だね。やっぱり占い欠けてない?」
この発言に、みんなは2通りの反応を示した。
「占い欠けなんて、見る必要ないでやんす。裏見姐さん盲信でやんす」
「占い理由自体は、納得かなぁ。鳴門くん、怪しかったしぃ」
我孫子くんと葛城くんは、私のほうに味方した。
我孫子くんの発言は、ちょっと微妙かな。盲信というのが気になる。
すり寄って来てる気配があるわね。
「角ちゃん、占い先に納得がいかないっス」
「ボクも、ちょっと変だと思う」
「大場さんと萩尾さんは、どこなら納得するの?」
私は尋ね返す。テキトウに叩かれては、たまらない。
「鳴門くんを占うくらいなら、九十九ちゃんを占いたいっス」
「え? 僕なの? どうして?」
「九十九ちゃんはステルス目だったのに、1票もらいっス。しかも、九十九ちゃんに入れたエリーちゃんは、噛まれちゃったっス。ここ狼あったと思うんっスよね」
「一度に占えるのはひとりだけだから、しょうがないでしょ。それに、捨神くんは狼にしてはステルス過ぎたわ。吊られてもおかしくなかったわけだし。票が入らなかったのは、たまたまだと思うわよ」
あと、『あった』ってなによ。なんで過去形で話すかな。
まあ、追求する時間がもったいないし、次に移りましょう。
「萩尾さんは、なんでおかしいと思うの?」
「駿が人外目っていうのは納得なんですけど、どちらかと言えば、狐目でしょう。1wも見つけていない局面で狐を溶かしたら、危ないと思います」
「狐と狼の区別なんて、つかないわよ。人外目狙いなら、それでいいじゃない」
これには、米子くんが噛み付いてきた。
「そこは、俺っち、納得できないっすね。狐目と狼目の境はありますよ」
「私は自分のセンサーに、そこまで自信がないわね」
ほかに質問はないかと、私は尋ねた。特にないようだ。
「ほな、噛み先について考察してや」
共有は、難波さんが仕切ってるみたいね。松平はだんまりだ。
「こんなの、普通に狩目狙いでやんす」
我孫子くん、よくしゃべる。
「えぇ? これ、狩目に見えないよ?」
異議を唱えたのは、●もらいの鳴門くんだった。
「ほかに、なにがあるでやんすか?」
「意見噛みじゃない? ポーンさんも、占い師を疑ってたよ?」
なるほど、たしかにポーンさんも、潜伏占い師の存在を示唆していた。
潜伏占い師がいるということは、私が偽だということだ。
「それは杜撰な推理でやんす。意見噛みなら、鳴門くんを噛んで、ポーンさんに●を打ったほうが、効率がいいでやんす。占い師の信用落としは、鳴門くんのほうが酷かったでやんすからね」
我孫子くんは、全力で私を擁護しに来ている。
これがどういう意味を持つのか、頭の片隅に置いておきましょう。
「ほかのひとも、どんどんしゃべってや」
「来島さんは、なんでボクに投票したのぉ? 浮いてるよねぇ?」
葛城くんは、来島さんに尋ねた。
「自分の胸に訊いてみれば、分かると思うよ?」
「ふえぇ……私怨のにおい……」
「っていうか、なんでみんな箕辺くんに入れたの? 理由を訊きたいかな?」
来島さんは、よく分からない質問をした。
箕辺くんが吊られたのって、私からみたら順当なんだけど。
「そんなの決まってるでやんす。寡黙目は吊り。常識でやんす」
「我孫子くんと同じよ」
「俺も、我孫子、裏見と同じだ。あの発言数じゃ生き残れないぞ」
「偽占い師に同意するのは癪だけど、僕もそう思うよ」
箕辺くんに入れた面子――我孫子くん、私、松平、鳴門くんが答えた。
「そうじゃなくて、ステ目のなかで特に箕辺くんを吊った理由です」
む、鋭い質問。これには、鳴門くんが答えた。
「それは、単純だよ。箕辺くんのほうから来島さんに話しかけただろう? あれは、発言稼ぎするためさ。だから、より人外目と見て、箕辺くんのほうを吊ったよ。霊能結果は白だけど、狐か狂人が吊れてる可能性は、あるんじゃないかな」
鳴門くんの答えに感心していると、またまた大場さんが突っ込んで来た。
「鳴門くんがそれ言えるなら、やっぱり狼じゃないと思うっス」
「なに? 私が偽占い師だって言うの?」
《残り30秒です》
おっと、そろそろタイムリミットだ。
難波さんは、鳴門くんを本指定にしてから、残りのコメントを募集した。
まだ発言していない淡路さんと捨神くんが口をひらく。
「私は○もらいですが、真偽はフラットで見ています」
あらあら、自分の○に疑われてる。理由を言って欲しいわね。
「箕辺くんが吊られたのは残念だけど、僕は村だと信じてます」
なんだか少年漫画みたいなコメント。
《それでは、投票してください》
我孫子 → 鳴門
淡路 → 鳴門
裏見 → 鳴門
大場 → 鳴門
葛城 → 鳴門
桐野 → 鳴門
来島 → 鳴門
捨神 → 鳴門
鳴門 → 我孫子
難波 → 鳴門
萩尾 → 鳴門
松平 → 鳴門
米子 → 鳴門
村民会議の結果 鳴門駿くんが処刑されました。
ワオーン
【4日目 昼 11/16名】
桐野花さんが無惨な姿で発見されました。
「なんで霊能護衛しないんっスかッ!? 占いCOっス! 我孫子くん○、九十九ちゃん○、米子くん●っス!」
くッ、やっぱり出て来たわね。変な動きしてると思ったわ。
「占いCO! 米子くん○!」
占い師が追加されて、難波さんと松平は、おたがいに顔を見合わせた。
「ちょいと予想はしてたんやけど……占い理由、教えてくれる?」
「初日は知らないメンバーの男子から占ったっス。女の子のほうが、思考は読みやすいと思ったからっスね。九十九ちゃんを占った理由は、昨日話したっス。米子くんを占ったのは、話題を振らずに便乗が多かったからっス。見事に●だったっス」
大場さんは、両手でにぎりこぶしを作り、ガッツポーズ。
「私の占い理由を言うわね。まだ2w生存だから、狼目狙い。大場さんは私叩きが露骨過ぎて、狂人か狐だと思うから、便乗目で、最初に怪しんだところを占ったわ。結果は○」
理由を聞き終えた難波さんは、松平と相談し始める。
「どないする?」
「とりあえず、米子にCOを聞こう」
「あ、俺っちCOはないっすよ」
「じゃあ、米子仮指定で」
松平は指示を出してから、私と大場さんに向き直る。
「裏見は、異議があるなら、言ってくれ」
「私もそれでいいわ。まだ5吊りあるし。ただ、大場さんが占い騙りしてきたところを見ると、捨神くんが狼なんじゃないかと思う。指定しどころだったし」
「それは、角ちゃんの台詞っス。米子くんを囲うつもりだったんじゃないっスか?」
「囲いにみえるのは、大場さんのほうでしょう」
「角ちゃんの占い先は、ゴージャスにデザインされてるんっスよ」
水掛け論をストップさせるように、萩尾さんが割り込んだ。
「今は、そういうことしてる場合じゃないです。グレーで殴り合わないと」
私は彼女に、不満げなまなざしを向ける。
「萩尾さんには悪いけど、それこそ狼の思うツボじゃない? 私視点、大場さんが捨神くんをかばった狼なら、鳴門−大場−捨神で3wってことになるわ。その場合、グレーに狼はいないのよ。狐が残ってるだけ。大場さんと捨神くんは、グレー同士を殴り合わせて、狐を吊らせるつもりなんじゃない?」
「裏見先輩、ここにきて、グレーに狼がいないと思うんですか? 鳴門−大場−捨神で3w完成してるなら、むしろ狐処理が優先でしょう。なんだかフラついてません?」
ぐぅ、なんで私を殴りに来るかな。大場さんを殴りなさいよ。
「萩尾さんは、大場さんを真占い師だと見てるの?」
「大場さんが狼騙りなら、3日目には出てますよ。鳴門くんが●を打たれてるんですから、ほかに●を打つか、あるいは早めに囲っておかないといけないです。もちろん、それだけで真だとは言いません。大場さんが偽物なら、やはり白人外……狐か狂人だと思います」
ここへ、米子くんが割り込んでくる。
「萌っち、大場さんが狂人に見えるの? ありえなくない?」
「どうして? 大場さんは、ずっと素村っぽくない動きをしてたよね?」
「素村っぽくない=狂人は、理屈が飛んでるって」
「そうは言ってないよ。大場さんは、捨神くんが狼だと気づいて、慌てて囲いに来た狂人かもしれないってこと。裏見先輩が今日○を出したら、グレー吊りは確実だろう。そのときの候補として、捨神くんはかなり上位だからね」
「アハッ、議論の最中に申し訳ないけど、大場さんが狂人なら、狼はなにしてるの? 騙りを出さないで勝つのって、この内訳だと、相当厳しいと思うんだけど? 裏見先輩が真なら、僕、鳴門くんともう1匹なんだよね? 無謀過ぎない?」
「そういう無謀な作戦を取ったから、狂人の大場さんが苦労してるのかもね」
萩尾さんは、断定を避けた。今度は、来島さんが口を挟む。
「うぅん、今の捨神くんの言い方、ちょっと気になるかな」
「え? なんで?」
「『裏見先輩が真なら』って、捨神くんは、だれを真占いだと見てるの?」
「僕は、第一犠牲者もあると思ってるよ」
「それは可能性を広げてるだけで、質問に答えてないよね?」
捨神くんは、アハハと笑った。
「ごめんごめん。でも、ほんとうにフラットに見てるよ」
「あくまでもごまかすんだね……これ、大場さんの信用が、ちょっと下がったかな」
ん、今の発言、私に有利だけど、気になる。
「来島さんこそ、だれを真だと見てるの? 私? 大場さん?」
「正直、両偽を追ってます。占い先が、どっちも微妙なので」
「両偽? それってレアケでしょ? 第一犠牲者しか占い候補がいないわよ?」
「箕辺くんの霊結果は○でしたよ?」
いやいやいや、あんなに寡黙な潜伏占い師はいないでしょ。
なんだか、やたらと箕辺くんにこだわるわね。
「遊子ちゃん、角ちゃんのことも疑ってるんっスか?」
「出るタイミングがおかしいでしょ? なんで昨日出ないの?」
「そ、それはっスね……迷ってるうちに、議論が進んじゃったっス」
大場さん、その答弁はマズい。私がポイントを稼いだ格好。
と思いきや、ここで葛城くんが口をひらいた。
「でも、大場さんは、潜伏占いアピールしてたよねぇ。『情報優先で占うなら、男子のほうがいいと思うっスけどね』って言って、我孫子くん占いだし、3日目もつっくんを占ったような発言をしてたよぉ。だから、大場さんが慌てて出て来たっていうのは、ちょっと信じられないかなぁ」
これに、来島さんが便乗する。
「ほらね、大場さんが狂人っていうのはないよ。占い師を騙るタイミングを見計らっていた狼か狐さんで決まり」
「な、なんで真を見てくれないんっスか?」
「真なら昨日出てるって、さっき言ったよね?」
大場さんはあごに手をあてて、来島さんをじろじろ眺める。
なにか怪しんでるわね。
《残り30秒です》
「完ステは、あかんで。しゃべってないひとは、しゃべってや」
一言も発していないのは、淡路さんと我孫子くん。
「あっしは、裏見姐さんを真目、大場姐さんを狂人で見てるでやんす」
ん? ここで狂人推し?
「そうですね……これまでの議論からして、ラインらしきものが、ほとんどみえてきません。あるとすれば、大場さんと捨神くんくらいでしょうか。もしかすると狼陣営は、個別行動をとっているのかもしれませんね。ラインを切り合っているところに、狼のペアがいる可能性もあります」
む、最後の最後で、マトモな意見が出た。
《それでは、投票してください》
我孫子 → 米子
淡路 → 米子
裏見 → 米子
大場 → 来島
葛城 → 米子
来島 → 米子
捨神 → 米子
難波 → 米子
萩尾 → 米子
松平 → 米子
米子 → 大場
村民会議の結果 米子耕平くんが処刑されました。
ワオーン
【5日目 昼 8/16名】
来島遊子さんが無惨な姿で発見されました。
大場角代さんが無惨な姿で発見されました。
「占いCO! 大場さん○!」
【ルール解説】
《人狼とは》
村陣営、狼陣営、狐陣営に分かれてお互いを駆逐し合うテーブルゲームである。
《役職》
〔村陣営〕
・素村
村陣営の基本ユニットで、何の能力もない。
・占い師
毎晩ひとりを占って、その正体を判定することができる。
村人(狂人含む)は○、狼の場合は●、狐の場合は○が出た上で死亡する(呪殺)。
・霊能者
昼時間に吊られた人物の正体を、夜時間に見ることができる。
村人(狂人含む)か狐の場合は○、狼の場合のみ●となる。
・共有者
村の進行役。お互いの正体が分かり、夜時間に相談することができる。
・狩人
毎晩ひとりを護衛して、狼の襲撃から守ることができる。
〔狼陣営〕
・人狼
狼陣営の主役。合議制で、毎晩ひとりを襲撃して殺すことができる。
狼が狼を選択することはできず、狐を噛んだときは逃げられてしまう。
・狂人
村人でありながら、狼陣営をサポートする裏切り者。
〔狐陣営〕
・妖狐
村人にも狼にも与しない第三陣営。
《勝利条件》
〔村陣営〕
狼と狐を全滅させる。
〔狼陣営〕
狼の数≧村人の数になる。
〔狐陣営〕
村陣営あるいは狼陣営の勝利条件が発生したときに生存している。
《進行》
1 昼時間
みんなで議論する時間。
2 投票タイム
誰を処刑するかを決める。
3 夜時間
役職持ちは能力を実行、狼は襲撃。
それ以外のメンバーは考察。
以下、どの陣営かが勝つまで、1→2→3を繰り返す。




