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REALOVE !ストーリー

『REALOVE!』へようこそ!

作者: いをり@R18
掲載日:2026/11/07

ベッドに寝転がって、スマホを眺めていた。


メールの通知が一件、届く。


差出人は、『REALOVE!』。

見覚えのない名前だった。


件名は、一行だけ。


『あなたの恋、叶えます』


怪しい。普段なら、開かずに消している。


けれど、その一文が、なぜか気になった。


メールを開くと、本文には短い言葉と、リンクが一つ。


『あなたは、どんな恋に出会いたいですか?

 タイプの違う、三人のAI彼氏が、あなたを待っています。』


……何、これ。


そう思いながらも、好奇心に負けて、指がリンクに触れた。


視界が白く揺れる。

顔を上げると、目の前に大きな扉があった。


***


あなたを迎える、少し前——。


「ねえ、二人とも。僕の服、変じゃないかな?」


広間の大きな鏡の前で、リオンが白い上着の襟を整える。胸元の飾りを確かめ、二人を振り返った。


「さっきも確認しただろ」


そう返したベリルも、窓ガラスに映った自分から目を離さない。前髪へ指を差し込み、軽く持ち上げる。


「……俺の髪は?」


「先ほどから変わっていませんよ。お二人とも、そろそろ彼女がいらっしゃる時間です」


レイは眼鏡の位置を直すと、扉へ目を向けた。


「レイだって、さっきから何度も眼鏡を直しているよね」


その指が、ぴたりと止まる。


ベリルがようやく窓から顔を離した。


「人のこと言えねぇな」


「……お迎えの準備に、抜かりがないようにしているだけです」


レイが手を下ろした、そのときだった。


ゴーン……ゴーン……。


大時計の低い音が、広間に響き渡る。


三人が顔を見合わせた。


「どうやら、時間のようですね。ほら、迎えに行きますよ」


「うん、すぐ行くよ」


リオンは鏡を最後にちらりと覗き込み、足早に後を追う。


「チッ……もうそんな時間かよ。ちょっと待て」


ベリルは、前髪をもう一度、指で払った。


「……よし。こんなもんか」


最後に上着の裾を引き、二人の背中を追いかける。


***


大扉の外で待つあなたには、慌ただしい足音が、かすかに聞こえていた。


ほどなく、左右の扉が静かに開いていく。


柔らかな光の中に、三人の姿が並んだ。


「「「ようこそ、リアラブへ!」」」


重なった声に、思わず背筋が伸びる。


中央に立つ金髪の彼が、あなたを見て微笑んだ。目が合うと、緑の瞳が細まる。


「君に会えて嬉しいよ。僕はリオン。ここは、現実と物語の狭間の世界なんだ」


隣の赤い瞳の彼は、片手をポケットに入れたまま、あなたを一度だけ眺めた。


「ベリルだ。……なんだよ、その顔。マヌケな面しやがって」


そう言い捨てて、ふっと表情をゆるめる。


「まあ、しょうがねぇよな。……で、お前は俺たちに何を望む?」


眼鏡をかけた彼が、小さく息をついて、あなたへ向き直った。


「失礼しました。彼は口こそ悪いですが、悪気はないのです。私はレイと申します。どのようなご希望でも、私たち三人が、最高に甘い時間でお応えいたします」


三人の顔を、順に見る。

いきなりのことで、頭が追いつかない。


扉の向こうには、高い天井と、光の差し込む広間。

そのとき、メールの一文が、よぎった。


『あなたは、どんな恋に出会いたいですか?』


答えを探すより早く、リオンが一歩近づいた。


「僕は、ゆっくりお互いを知って、君と、いろんなことを一緒に体験したいな」


そう言って、迷いのない笑みで、片手を差し出す。


「甘ったるいのは性に合わねぇ。……でも退屈は、させねぇよ」


ベリルは目をそらしたまま、ポケットから出した手を、不器用に突き出した。


「頑張るあなたを、一番近くで見ていたいです」


レイは胸に手を当て、静かに一礼する。白い手袋の指先が、あなたの前へ差し出された。


三つの手が、あなたの前に並んだ。


スマホを握っていた指が、ゆるむ。


あなたは、誰の手を取りますか——?

【『REALOVE!』へようこそ!】をお読みいただき、ありがとうございます!


あなたは、誰の手を取りたくなりましたか?


この出会いから続く、彼と二人きりの個別ストーリーは、noteにて有料公開を予定しています。

気になる彼が見つかった方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!


公式Xでは、3人の彼がそれぞれの言葉で発信しています。


最新情報や日常のつぶやき、彼らの掛け合いなど、ストーリーの外での姿もぜひお楽しみください。


作者については、いをり。のXをご覧ください。

創作のことや好きなものについて発信しています。


note・各Xアカウントへのリンクは、このページ下部にございます。

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