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プロローグ

金髪の少年がフルフェイスヘルメットを被ると、人工脊椎がヘルメットから飛び出し、それを中心に装甲が装備された。


全身を黒い装甲に覆われた少年は無数の魑魅魍魎に向かって走り出す。少女は泣いてそれに手を伸ばすが、黒髪の少年に手を引かれて避難用の緊急列車に乗り込んでしまった。


『いやっ、大貴(だいき)っ』


列車のドアが閉まる。金髪の少年の名前を泣きながら呟くが、列車は急いで発車された。


少女が見た最後の少年は、見るも無惨に無数のモンスターに叩きのめされていてーーー


「ん…」


目を覚ますと、少女は黒髪の青年の腕の中で眠っていた。青年を起こさないように静かに起きて服を着る。


一階に降りると、既に一人の女性が朝食の準備をしていた。顔と歯を磨いて台所に向かう少女。


「あら、夕姫(ゆき)ちゃんおはよう」


「おはようございます」


夕姫は朝食の準備を手伝い始めた。朝食が出来上がってしばらくすると、二階から青年が降りてきて、更に遅れてその父がリビングの席に着いて新聞を読み始める。


朝食を取った夕姫と青年は、同じ学校の制服を着て、同じ時間に同じ玄関を出た。同じ通学路を歩いて、歩幅も青年が少女に合わせているから一緒。


ふと一瞬、遠くに金髪の青年の姿が見えたような気がするが、すぐに見失う。


「どうかした?」


「ううん、なんでもない」


夢のせいだ、と夕姫は煩悩を払った。


始業式の後、高二のクラス分けが発表される。夕姫のクラスは青年とは異なっていた。青年は文系だが、夕姫は理系なので当然といえば当然だ。


担任が教室に入ってきてホームルームを始めると思いきや、転校生を紹介すると言い出す。それに夕姫の心はドキリとした。


一ノ宮(いちのみや)幸太郎(こうたろう)だ。よろしく」


転校生は男前と表現するのが正しい中肉中背の男子生徒。夕姫は内心少しがっかりして、ホームルームの担任の話を聞いている振りをした。


オリエンテーションに近い午前が終わり、鼻歌を歌いながら部屋のドアを開けたのは一ノ宮幸太郎。中は二人部屋になっていて、一人の青年がベッドに横になりながら本を読んでいる。


「なあなあ大貴、寮ってどうやって女の子連れ込むんだ?許可証とかあるのか?」


「アホか、ゲートスタチューの隣にホテルがある」


青年は本を閉じた。窓から零れた日光が彼の金髪に反射する。


青年は本を閉じて、ベッドから立ち上がった。


「買い出し行くか」

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