始まり始まり
舞台は西洋のアレですね。
「っは!」
突如上半身を起き上がらせ、挙動不審にあたりを見回す。自分が今いる場所に違和感を覚えた瞬間
「うっ、、、。」
唐突に頭痛が走り、頭を抑えながら意識が明滅し再び横になった
ーーー
「、、、」
どのくらい時がたったか、意識をしっかり取り戻したときには、前がしっかり見えるくらいの明るさだった。
先ほどとはうって変わって、ガヤガヤと騒がしい声が建物の向こうから聞こえてくる。スッ、と立ち上がった男は、その喧騒の方へと歩き出していった、、、
ーーー
男、エルは成人になったばかりくらいの15、6歳で、服装は村ではよくある服装だが、人が多いここでは少しだけ浮いていた
そんなことには気を払わず、しっかりとした足取りで着いたここはギルドである
あたりを見回し軽食を頼める奥の待合所と、入ってすぐの受付を見つけた
そして近くの、受付と同じ服を着た人に話しかけた
「登録をしたいんだが、いいか」
複数ある受付のうち左端の受付にいき、説明をうけた
男は登録料として手持ちの(ほぼ全財産)銀貨1枚を払い、受付からの説明等を進めていく。記入等はスラスラと渡されたペンで書いていった
登録証
ギルドはーーー
ーーーとする
了承頂ける方は以下の必要事項をご記入ください。
種族:人間
名前:エル
経歴等:魔物狩り経験あり
技能等:剣、多少の魔法
書き終わり提出すると、しっかりと書かれていたことに一瞬眉をあげ、返され注意を受けた
「エル君、技能のところ大丈夫?このあと、魔物を狩る人は試験を受けてもらうけど、ここに書かれたものと大きく違うと、書き直しと手間賃がかかるよ」
諭すような言葉にゆっくり頷いたエルは
「大丈夫です」
そう言って、返した
ーーー
2日後とうとう全財産が尽きたエルは
再びギルドにやってきた、試験の日である。受付に話しかけ、案内されるままに建物を抜け、もう1つの建物に入っていった
室内は稽古等を行う場所のようだった。そこにはエルと同じくらいの男女一人ずつと、いかつい顔の屈強な男が仁王立ちしていた。
内心驚きながらも冷静に彼我の能力を感覚的に感じ安心していた
色々省いています
あと、淡々と進むのは「始まり始まり」だけです。多分、、、