だめだめな少女
俺は、体を揺さぶられる振動で目を覚ました。
「お、 お主ようやく目を覚ましたか、一体いつまで我を待たせるつもりじゃこの馬鹿者め」
目の前にはあの神によく似た少女がいて俺の体を揺さぶっている。だがきっと別人だろうめのまず、目の色は同じだが髪の毛の色が金髪かれ黒髪に変わっているしかも頭からは黒光りする角が生え背中には広げれば全長2メートルありそうな黒く重量感ある翼がある。
こんな生き物地球にはいなかったのでここが異世界であることは間違いないどうやら本当に転生をしたらしい。 なら次は、
「ねぇ君は一体誰なの?」
そうこの娘の事だな。
「我か?我は、我じゃ」
なるほど俺、俺詐欺ならぬ我、我詐欺か
「すまんな詐欺者今金持ってないんだ」
「誰が詐欺者か!まさか我の事を忘れたというのか」
「忘れたもなにも俺にあんたみたいな知り合いいないんだけど」
「お主を転生させてやったろ」
「え?お前あのダメ神なの?」
「誰がダメ神じゃ!お主少しは神を敬う心を身に着けたらどうじゃ?」
「え?無理。」
「なぜじゃ!!」
「お前の何処を敬う事が出来るんだ?てか何でお前俺に付いて来ているんだ?容姿というかなんか完全に変わって」
「それはじゃの・・・」
少女改めダメ神は、少し困った様な顔をした後話し始めた。
「お主を転生させた時にな実は」
まさかその時に何か問題が起きてこいつはその解決の為に来て、俺はそれに協力をするみたいな展開に
「転生範囲を間違えてしまっての。うっかりしっとたわ。」
ならなかった。まぁそうだよなもし万が一何か問題を起きてもこいつがその解決の為に頑張るはずないか。やっぱこいつ
「やっぱお前ダメ神だな。もう確信したよ」
「誰がダメ神じゃほんの少し焦ってしまっただけじゃ。そんなことよりお主自分の周辺を見るが良い」
ダメ神のそのセリフは悔しいことに俺の頭を冷静にした。俺は改めて辺りを見渡す、大理石らしきもので作られている空間の中心に俺はいたらしい、壁には金で模様が描かれている。そして俺の前には、3段ほどの高さに玉座がありその椅子の上に一つの水晶が乗っかている。
「お、おいダメ神ここは何所だ」
「恐らくダンジョンの最奥じゃな」
「何でダンジョンのそれも最奥なんかに転生しているんだよ」
「そんなのお主の職業がダンジョンマスターだからじゃよ」
「そんな事聞いてないぞ」
「そうじゃろうな我も今初めて言ったからな」
そうだろうな。俺としては、こいつが言っていて俺が忘れているという方が怖かった
「それで俺は、どうしたらいいんだ」
こいつに尋ねるのは、癪に障るがどんなにダメダメな神でも神だ少なくとも今はこいつの方が情報を持っているだろう。
「そうじゃなまずは」
「まずは?」
「我を敬え、そして我に頭を垂れ『どうかこの知識なき迷える子羊にどうか貴方様の知識を与えください』というのじゃ」
「調子に乗るな」
俺は、ダメ神にデコピンをくらわす。
するとダメ神は目に涙を浮かべ額に手を当てて痛がる。
「うぅぅ、児童虐待じゃ」
「滅相な事をいうな、お前がふざけるからだろ、。で真面目にどうしたらよいんだ?」
「そうじゃな、まずは自分のステータスでも確認したらどうじゃ?」
そうだなよし・・・
「マイ・ステータス・オープン」
違うか
「オープン・ザッ・ステータス」
これも違う
「お主、何をしておるのじゃ」
「何ってステータスを開こうとしているんだよ」
「あぁ、そう言えばお主の世界のの小説とやらではそうやってステータスを開いている物があったのう
はぁ面倒くさいがステータスの開き方を教えてやろう」




