学校帰り
小説を書くのは初心者なので練習として書きました。
多めに見てもらえると幸いです。
「やっと授業が終わった……。」
パッチリとした大きな目、ほんのり桃色の頬、口紅を塗ったかのようなツヤのある唇、学校規定のスクールブレザーを綺麗に着こなし、黒いゴムできつく結ばれた腰まである黒髪のツインテールを指でいじりながら高校2年生の佐藤 真希は、自分のリュックサックに教科書を詰め込み、家に帰る準備をしていた。
来週から中間テストがある。それに向けて早く勉強したい。
教科書を詰め込み終わると、窓越しに空の様子を見た。
どんよりと曇っている。早く帰らないと。
今日はカッパ持ってくるの忘れちゃったし、途中で土砂降りになったら風邪を引いてしまう。
リュックサックを引っ掴むと、急いで階段を駆け下りて自転車置き場へ向かった。
やっと着いた……教科書を詰め込みすぎてリュックがかなり重い。10㌔位のおもりが肩に乗っかっているみたいだ。この状態でかなり遠い自転車置き場までダッシュしたもんだから肩が割れそうなぐらいに痛い。
自分の自転車のとこに着くと、肩に乗っかっているその重りを下ろした。その瞬間肩に激痛が走り、思わず顔をしかめた。
ここで少し座って休んで肩の痛みが引いたらまた重りを背負って家に帰ろうと考えた。
休んでいるとポツポツと嫌な音が。
おもむろに立ち上がり空を見てみた。
やっぱりな。雨が降ってきたんだ。まだ少し肩に痛みが残っていたが、休んでる場合ではなかった。
急いで重りを担ぎ、狭い自転車置き場から自分の自転車を出して、家に帰った。