女の子同士の夜
「あれー?ないなぁ・・・・・」
宿直室に来れば絵本があると思ったんだけど結局絵本はなかった。
しかし、なんと私の記憶の鍵があり、私の記憶が戻ったんだけど・・・・・・・あんな記憶が戻るなんて・・・・・・
ダメダメ!思い出しただけで恥ずかしくなってきちゃった。
私は頭をブンブンふって優花ちゃんの方を振り向く。
「ごめんね。結局絵本は無かったよ。」
返事がないのでよく見ると優花ちゃんは眠っていた。
「クスッ、疲れちゃったのかな?」
そういえばそろそろ12時ぐらいになるんじゃないだろうか?私も眠くなってきた。
そして私は引きずられるように目を閉じた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
その様子を見ていた者がいるとも知らずに。
「ん・・・・・」
私は目を覚ますと伸びをした。
そのまま辺りを見回すと優花ちゃんがまだ眠っていた。
この子もいずれは私の義妹ということになるのかな?
そう思うと少しかわいく思えてきた。
「ふわぁあーー」
優花ちゃんが目を覚ましたようだ。
そして、そのまま宿直室から出ると私たちはご飯を食べるために食堂に向かった。
その時ふと、何か疑問に感じることがあったのだが結局何か思い出せずそのままにしていた。




