表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/38

体育館にて

1日1話投稿する予定だったのに・・・・・・・まさかの2日も空いてしまうなんて・・・・・・・とりあえずごめんなさい!!忙しかったんです!!

「ふぅ。」


「こんなもんかいな」


2人は僕の記憶の鍵となりそうなものを集めて持ってきてくれていた。でもこれは・・・・・・・


「多すぎない!?」


2人分あわせて一山くらいできるんじゃないか?というくらいの量のものが集められていた。


「っていうか今更ながら体育館の中にどれだけ多くのものがあるんだ?」


かなり広い体育館だし、物が多いのはわかるけど・・・・・・


「これ全部に触れていくとか考えるとな・・・・・・」


さすがにげんなりしないわけにはいかない。


「まぁ、やるしかないやろ。」


「男なら根性で何とかしなさい!」


というお二人からのありがたいお言葉を受けとり、僕は一つ一つ触ってはどけ、触ってはどけを繰り返した。しかし、


「・・・・・・・・全部、反応無し・・・・・か・・・・・・」


というか鍵と他のものの見分けかたってどうしたらいいんだろう?今更ながらにそんなことを思った。


「はぁ。」


ため息をひとつつき、カナ達にこっちで見つかった絵本の話をすることにした。


「絵本?」


カナに見せると、


「あ!」


と声をあげた。


「私、これ見たことある!!」


「!!どこでだ?」


「保健室よ!私が起きて一番に目にはいったからよく覚えてるの!」


「ならもしかした・・・・・・」


「汐の目が覚めた生徒会室にもあるかもしれないな。」


「まぁ、記憶の鍵は結局無かったみたいだけどね。」


「んじゃあ、今度は保健室に行ってみるか。」


「うん!!」


「おう!!」



???


「おや?彼は・・・・・・・」


沢山あるうちのモニターの一つを見ながら呟く者がいる。


「今更でしゃばってなんのつもりなのかな?」


記憶の中にある彼の姿を思い出して微笑む。


「あわれにも運命に逆らおうと言うのかな?」


だが、彼らの運命は決まっている。


「クスクスクス、さぁてと、誰が一番に到達するかな?20個目の鍵に。」


そして、誰が最初に絶望するのかな?


そう呟いた後


「さてと、またおねむの時間のようだ。私はまた眠るとしよう。」


そのままその者は瞼を閉じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ