第十三話「稲妻の衝撃」
「……うんっ、ここは? 確か特訓中だったような……」
僕は意識を取り戻してすぐ、起き上がって周りを見渡す。
ここは森の中、僕はその少し開けた場所にいた。
すると突然、お腹の辺りが、少しズキッと痛んだ。
そうか、特訓中にティーレさんの拳を受けて、気絶したんだったか。
「ああ、気がついたみたいね。体は大丈夫かな?」
ティーレさんは聖水に浸かって、足をバタバタさせながら微笑んでくる。
頭はまだ少しぼーっとしているが、お腹の痛みもだいぶ薄れているし、足の傷も治っている。
これならば普通に動いても大丈夫だろう。
「その様子なら、大丈夫みたいだね。どうする、まだ時間があるみたいだし、もうちょっと特訓していく?」
聖水から出て、散らばっているナイフを拾っていくティーレさん。
どうするか、また気絶する可能性があるのに、もう一度特訓するのか。
いや、そこまでやって特訓をする価値は、十分にあるか。
「ええ、もう一発よろしくお願いします」
僕は杖を握り締め、ペインダガーを出した。
「やる気満々ね、上等よ。今度は気絶させない程度の本気でやるから、たっぷりと楽しませてよね!」
ティーレさんはナイフを輝かせ、ニヤリと笑ってステップを踏む。
前回の反省として、こちらも最初から全力でいかせてもらおう。
僕はダガーを構えて、ティーレさんに向かい、飛びかかった。
「ほら、デッドショット、三発目! 避けるんじゃないよ!」
レマニアはレイピアの先に巨大な魔力の塊を出して、じわじわと凝縮させていく。
「ああ、わかっている……暗刀流奥義其ノ終、天龍撃!」
俺も剣を構えて、精神統一し、その魔力の中心へと何度も攻撃を加えるイメージを固めていく。
するとレマニアが、レイピアをヒュッと音を立てて振り、こちらに向けてくる。
魔力はレイピアの先から放たれ、凄い勢いでこちらへと飛んでくる。
今だ、俺の渾身の力を使い、魔力に幾度となく攻撃を加える。
一秒足らずで十五発ほど打ち込まれる斬撃は、魔力をどんどん歪めていった。
そして最終的にはバラバラになって、消えていった。
それを見て安心した俺は、ふっとため息をついた。
「……連続で成功ね。あと、見たところ無意識に反響を同時発動させてたみたいだけど」
レマニアは頬を指で掻きながら、レイピアを地面に突き立てる。
反響を同時に、それも無意識に使っていたのか?
「それは本当なのか……つまり俺って、もう師範代級……?」
あっさりと、特訓開始たった一日で、この領域に踏み込んでしまったということか?
いやいや、うちの親父でも師範代級まで至るのに、意識して二十年はかかったらしいぞ。
「……ざっくり考えると、そういうことになるわ。とりあえず、おめでとう!」
レマニアが俺に向かって拍手をしてくるが、昨日の魔法以上に実感がわかない。
まあ、十八年間を剣のみに力を入れてきたから、その分が意識したら出たことにでもしておくか。
そう思っていると、木の間から人影がゆっくりと出てきた。
「……もうへとへとですよぉ、ティーレさん本気出しすぎですぅ」
森の中から姿を表したゲルニカは、おぼつかない足取りでこちらに向かってきている。
その横では、ティーレがクスクスと笑いながら、軽くステップを踏んでいた。
「あたいも久々に本気を出せて、すっきりしたわ! ありがとね、ゲルニカ君!」
ぺろりと舌を出して、無邪気に笑うティーレは、どうやら上機嫌のようだ。
二人の泥だらけの顔と、ぼろぼろになっている服は、激しい特訓の様子を窺わせた。
「二人も帰ってきたみたいね、お疲れ様でした。とりあえず、今日はもう休みましょうか」
レマニアは背伸びをして、家の方に親指を立てて向ける。
俺も初日に頑張って疲れたんで、それには賛成だった。
剣を鞘に入れていき、カチリと音を立てて仕舞い込む。
するとティーレが昨日のように、俺に抱き着いてくる。
「じゃあ、今日もご飯の材料を取りに行くよ。ついて来てくれる、よね?」
ティーレが俺を握る手に、力がどんどんこもっていく。
どうやら、俺が休めるのは、もう少し先になってしまうみたいだ。
今日は昨日と同じように見せかけて、違う味付けのサラダに、クリーミーなスープというメニューだ。
作っている最中も、ティーレは無邪気な顔で、その料理を眺めていた。
それと同じように、料理が並ぶと、レマニアの柔らかい表情がさらに緩んだ。
「こんなご馳走が毎日食べられるなら、ハルトを泊める価値はあるかな」
ティーレがいつものツンとした口調で、そう言ってきた。
「おい、俺じゃなくて飯がメインかよ。確かに、旨くできたとは思うけどさぁ」
甘酸っぱいサラダをつまみながら、俺はティーレに愚痴る。
よく考えれば、一応は泊まらせてもらい、特訓に付き合ってもらっている立場だ。
それに、特訓後は一緒に王国の皆を助けに行ってもらうことになる。
ティーレがそう言ったのも、まあ納得がいくか。
「……でも、ゲルニカ君は別よ。あたいが泊まってほしいから、泊まってもらってるの」
ティーレは少し頬を桃色に染め、ため息をついた。
もしかして、ティーレはゲルニカのことが好きなのか?
凄く気になるが、人のプライバシーに土足で突っ込むのは、俺にはできない。
それに、昨日助けてもらった恩もあるし。
「そう言って貰えてありがたいですが、あまり話ばかりしていると、スープが冷めてしまいますよ」
鈍感なゲルニカは、そう言ってスープを一気に飲んでいく。
するとゲルニカの顔が、真っ白な湯気で包まれた。
むしろまだ熱いと思うのだが、ゲルニカはそういうのに強いのかな。
「うん、わかったよ!」
ティーレは素直に、ゲルニカの言うことを聞いて、スープをスプーンで掬って口を付ける。
その直後、ティーレの体がびくんと跳ねて、水を焦りながら飲む。
やっぱり、まだ手を付けなくて良かったと、俺は心底思った。
夜中、俺は突然鳴り響いた轟音で目を覚ました。
「ああ? 暗っ……まだ夜中かよ。こんな時間に誰だよ、文句言ってやる……」
ベッドからゆっくりと起き上がり、未だに鳴り止まない音に耳をすます。
この音の発生源は外か、これなら魔物の可能性もあるか。
そう思った俺は、剣を腰に装備し、まだ眠い目を擦ってふらふらと廊下に出る。
レマニアとティーレは気づいていないのか、部屋のドアから覗く光は無かった。
俺はそれだけ確認をすると、玄関の扉を恐る恐る開いた。
その隙間から砂煙が入ってきて、俺は思わず咳き込んでしまった。
「今むせたのは誰ですか? 魔物なら容赦はしませんよ」
この声はゲルニカか、だとすると、この轟音はゲルニカが特訓していた音だったのか。
「覗き見ようとして、すまなかったな。外から凄い音が聞こえてくるもんで、気になってな」
扉からひょっこりと出た俺は、頭を掻きながらゲルニカの元に近づく。
ゲルニカの横の地面には大穴が空いており、どんな特訓をしていたのかが目に見えてわかる。
「しかし、でかい穴だな。昨日の夕方には、こんなの無かったぞ」
俺は冗談混じりにゲルニカをほめた。
しかし、ゲルニカの表情は固く、何かを思い詰めているかのようだった。
「どうしたんだ? そんな深刻な顔して、こんな大穴こじ開けれるなら、十分強いんじゃないのか?」
俺がそう言うと、ゲルニカは震えながら、首を横に振った。
そして、髪をくしゃくしゃに掻き回して、静かに泣き出してしまった。
「……この程度では、最強なんて夢のまた夢です。駄目なんですよ……」
ゲルニカの泣き声が、静かな森に染み渡っていく。
すると、その静寂を乱すように、拍手の音がこだました。
「そうだ。お前が最強になることなんぞできない。なぜならば、この儂、ライジラに倒されるのだからな!」
しわがれているが、力強い声、その方向には老人が一人立っていた。
ゲルニカは老人の方を向き、顔を上げると驚いたような声をあげる。
「えっ、師匠!? 何でこんなところに……病気になり、寝たきりだったのに、大丈夫なんですか?」
ゲルニカは声を震わせて、師匠と呼ばれた老人を見つめる。
師匠、話では聞いたことがあったが、実際に会うのは初めてだった。
しかし、ゲルニカが最強になれず、ライジラに倒されるとはどういうことだ?
するとライジラは、含み笑いを浮かべながら、右腕を突き上げる。
「大丈夫だ、お前と共に成長してきた仲間達は、儂が全員殺した。そこの友人も、今から葬ってやろう。安心して死ぬがよい……」
ライジラの拳が電流を纏い、まばゆいばかりな閃光を放つ。
そして拳を構え、三十メートルほどの距離がある中、俺に向かって拳を構えて引き下げる。
「最強の魔人形は、この儂だ――ライトニングストライク!」
そう叫び、一瞬で消えたライジラは、気付けば俺の腹に右腕をめり込ませていた。
体に流れる電流は、全身の神経を鋭くさせ、その痛みを強くしていく。
吹っ飛ぶ俺は、とっさに剣を地面に突き立て、ブレーキをかける。
このまま木にでもぶつかっていたら、死んでたかもしれない。
ずきずきと腹を突くような痛み、ちょっとでも気を抜けば、気絶してしまいそうだった。
口に溜まる唾を吐き出して、足にぐっと力を入れて立つ。
「ほう、儂のライトニングストライクを受けて倒れぬとは、お前が初めてだ。よほど体を鍛えていると見たぞ!」
ライジラはまた拍手をして、俺に向かい不敵な笑みを浮かべた。
「けっ、魔法が使えない分、体を鍛えてきたもんでね。この程度の拳で落ちるかよ――というか、お前は魔人形なのか?」
俺は少々震えつつも、ライジラに質問を投げ掛ける。
こいつが魔人形って、ゲルニカの師匠だから人間かと思ってたんだが。
すると、ライジラはこらえきれなかったかのように笑い出す。
「ははは、そうだ。儂の長年の夢であった、最強の魔人形を作り出すこと、それを我が身で叶えたまでのことだ!」
ライジラは高らかにそう叫び、自分の胸を強く叩いた。
ああ、だからその障害になるであろうコントネットを、ゲルニカに排除させようとしたのか。
そこでふとゲルニカを見ると、まだ信じられていないかのような顔をしていた。
「……師匠、仲間達を殺したというのは本当なのでしょうか? 師匠がそのような人だとは思えないのですが……」
ゲルニカはか細い声で、息を荒げて焦りながら呟く。
俺が攻撃を食らっていたのを見ても、そう思えるほどの人物なのか。
すると、ライジラはそれを嘲笑うかの如く、血塗れになった一枚の布切れを、無造作に投げた。
「ほら、それが証拠だ。奴らには、我が体を魔人形に作り変えるための糧となってもらったよ」
指をバキバキと鳴らし、高笑いをするライジラ。
ここまで自分勝手で、残虐な奴を見たことはなかった。
自分にもその理不尽が降りかかっていると思うと、無性に腹が立った。
「……ゲルニカ、ここで殺らなきゃ殺られる、覚悟を決めろ」
俺は冷静に、ゲルニカへと戦うように促した。
とは言ったものの、ライジラの高速の拳、雷電とタメを張れるレベルの速さじゃないか?
それにあの威力、ぶつけ合ったところで押し負ける可能性も十分にある。
だが仕方ない、ミラジウムが発動してくれることに賭けるか。
……どうやら特訓の成果を、早くも見せるときが来たようだな。
「ここは俺が食い止める、せめてゲルニカは最高火力をぶち当ててやれ」
そう言って俺は気持ちを落ち着けて、雷電を放つ体勢をつくる。
先手を取れば、さすがのライジラでも反応は遅れるだろう。
「……はい、任せました。頑張ってください!」
ゲルニカは覚悟を決めたように杖を突き出し、ライジラへと向ける。
「ほう、その体勢は突きでも使うのか? だがこの距離で放ったところで、我がライトニングストライクの餌食となるのみだ」
ライジラは笑いを浮かべて、再び拳を構えにかかる。
バチバチと弾ける電流が、ライジラの拳を覆っていく。
そして、俺はその瞬間に、ライジラの拳を目掛けて雷電を放つ。
今度は逆に、俺がライジラの目の前に一瞬で現れる。
チャージの間ならば、必ず隙ができる、そんな安易な計画だった。
しかし、ライジラはそんな短時間の間にも、拳を突き出しはじめていた。
だがこちらの方が出は早い、あとは威力の問題だ。
剣が拳に当たる瞬間、俺の体はまるで雷に打たれたかのように痺れていく。
だが覚悟の上だ、この程度の電流、気合いで何とかできる!
そう思った時、俺の剣に変化が起きはじめる。
その表面は黄緑色の光を放ち、電流を溢れさせていた。
ミラジウムが発動したと確信した俺は、地面を蹴ってさらに加速をつける。
「これが俺の新たなる力、必殺奥義――魔弾撃だ!!」
雷電の突撃力、反響の破壊力、そこに魔法の力が合わさることにより凄まじい突きを放つ!
これは編み出したばかりの技、威力はあるが練習量は少ない。
だが、ライジラをじわじわと退かせるほどの勢いは十分にあった。
「何だとッ! 儂が押し負けるなどと、たわけたことを!」
俺の突撃はライジラの拳を弾き返し、その体を少し回転させた。
俺はそこですかさず、渦潮で横に薙ぎ払い、ライジラを怯ませにかかる。
「こしゃくなァ! このクソガキがァ!」
そう叫んでライジラは、再び拳を突き出すが、不安定な足取りで力が入っていない。
俺は大樹を使ってその拳をさらに弾いて、烈火で叩き落とす。
そして一歩下がり勢いをつけて、がら空きになったライジラの胸元に魔弾撃を放つ。
「今だ、最高火力を打ち込め!」
俺は呪文の詠唱を続けるゲルニカに向かって叫ぶ。
「ええ、これが僕の答えです――デッドショット!!」
ゲルニカは杖の先から、真っ黒な魔力を飛ばした。
レマニアも使っていたデッドショット、それに比べて圧倒的に小さかった。
いや違う、凄まじい量の魔力を、高密度に圧縮しているのか。
それを見た俺は、その魔力の方を狙って、ライジラを剣で押し込んだ。
魔力はライジラに触れると、どんどん大きくなっていく。
そしてライジラを完全に包み込むと、逆に少しずつ小さくなっていく。
「ハルトさん、はやくこの穴にその魔力を飛ばしてください!」
ゲルニカが叫んでいる、一体どういうことなんだ?
疑問に思いながらも、俺は剣でその魔力を打って穴へと飛ばした。
穴に入っていく魔力は、その間にもどんどん縮小を続けていた。
沈黙が十数秒、ここから一体何が起こるんだ?
そう思っていると、穴の中から閃光が放たれ、その次の瞬間に大爆発を起こす。
凄まじい爆風が起こり、土煙を巻き上げていく。
この火力、まさかあの穴はこの爆発を予定して掘っていたのか?
いや、ゲルニカはライジラがやって来ることも、まさか戦うことになることも知らなかった。
つまりこれは偶然、都合の良いようにこの魔法を使える状態になってたのか。
しかしこれでライジラを倒せた、ゲルニカの仲間達の未練はここで晴らせたんだ。
穴を睨むゲルニカの後ろ姿は、どことなく悲しそうだった。
そりゃそうだ、どれだけの外道だったとしても、師匠を自分の手で葬ったのだから。
俺は止まない土煙を手で払いながら、その姿を見ていた。
「……中々やるではないか、この儂がここまで苦戦を強いられることになるとはなァ! これが、しつこい生への執着か!」
土煙の中から輝く光、そして荒々しく叫ぶライジラの声。
しまった、やつは既に魔人形の体、これではまだ死んでなかったか!
土煙を吹き飛ばし、ゲルニカに向かい飛びかかるライジラ。
あの電流の走る拳、すなわち――ライトニングストライクだ。
ここからでは、魔弾撃も間に合わない、どうすればいいんだ。
「……しつこいのはどちらですか――ペインダガー!」
突き出される拳に向かい、ゲルニカが杖を触れさせる。
すると杖の先端から勢い良く出てくるダガーは、ライジラの拳に深々と突き刺さっていく。
ゲルニカは体をひねり、拳からダガーを強引に引き抜くと同時に、ライトニングストライクを避ける。
そしてライジラの肩をダガーで切り裂き、バックステップで距離を空ける。
あのゲルニカとはまるで思えないほどの早業だった。
「……魔人形になってまで生に執着して、それでも足りない――我が儘がすぎるんですよ!」
ゲルニカは声を震わせながら、大声でライジラをまくし立てる。
その表情には、凄まじい怒りの念がこめられていた。
そしてペインダガーを天にかかげ、その魔力をバラバラにしてライジラに落とす。
魔力の雨はライジラの右腕をピンポイントに、じわじわと突き刺していく。
右腕の表面には、小さい穴が大量にできて、ぼろぼろになっていく。
そしてついには、バキリという音を立てて骨が折れ、腕がだらんと下に垂れ下がった。
「これで骨まで折れた、右腕はもう動かない、ライトニングストライクは使えません、いい加減諦めてくださいよ……」
ゲルニカは声を震わせながら、再び杖の先に魔力を集めはじめる。
辛い現実と戦わなくてはいけない、その思いがにじみ出ていた。
それでもライジラは少しだけ笑みを浮かべて、左手を握り締める。
そして一気に息を吐き出し、声のトーンを一気に落として言う。
「……儂の夢が叶うまで、諦めない。そう言ったらお前はどうする?」
ライジラの表情に少し、不安のようなものが混じりはじめている。
顔にびっしりと汗をかき、歯をギリギリと噛みしめていた。
ゲルニカは魔法だけではない、言葉でもライジラを追い詰めていっている。
こいつはとんでもない強者に成長してしまっていたようだ。
「全力で殺しにかかります。こちらも殺されるわけにはいきませんので……」
ゲルニカが、杖の先の魔力をじわじわと凝縮させていっている。
杖を軽く振るたびに、空気を揺らして虫の羽音のように鳴り響く。
「では、戦うことになるようだな――最強を決めるため、遠慮せずにいかせてもらう!」
ライジラがそう叫び、自身の右腕を掴み、ぐいぐいと引っ張る。
そしてミシミシと音を立てて、付け根から引き裂けていった。
傷口から血が出てこないことは、本当に魔人形であることを実感させた。
そしてその腕を適当に森の中へと投げ捨てた。
和解することもできず、どちらかが死ぬまで続く戦い。
この戦いの結末は、一体どうなるんだ?