第五十五話
振り返ると金属製のkがない私たちにとっていつもの集合場所になりつつあるとあるお店の奥には筋肉隆々のオカマ、清楚系のお嬢様、フードを深く被った細身の男が険しい顔でこちらを見てきている。
今日はみんなで準備を整えて挑戦するためのイベントの日であって、こんなに怖い人たちに睨まれるような日ではない。
「リーダー、いえサイレントちゃん。弁明をどうぞ。」
「やっぱり徹夜明けにはしっかりと睡眠をとり必要があるよね。あ、寝起きのお水って美味しいって知ってた?」
「知ってるわ!集合時間に遅れるだけじゃなくて開始時間1分前って遅すぎる。」
そう私はみんなで決めた集合時間にルイスの素材集めと少しやりたいことをしていたら気が付いたら朝が来ていて、そのまま寝たらイベント開始の昼になってから起きてしまった。
急いでログインして全力疾走で向かって開始直前となってしまった。
「てへぺろ。」
「わたくしでもそれは古いって知っています。それよりも時間に間に合って何よりです。」
「ソフィア殿は優しすぎますぞ。このリーダーは下手に調子に乗るとすぐやらかしますからね。昨日だって、素材集め中にレアモンスターが湧いたときに。。。」
おおっとそれ以上言われちゃうと恥ずかしくてしばらく立ち直ることが出来そうにないから言わないでほしいなぁルイス君。
「それよりも時間よ。みんな武器をちゃんと装備しておくこと、過去にはイベント開始直後に戦闘があったこともあるそうだからね。」
「「「はーーい」」」
『イベント開始時刻となりましたので、転送を開始いたします。このイベントはギルドまたは少人数ギルドの合同のイベントになります。イベント会場への転移前に顔合わせがありますので作戦会議などはご自由に。』
開始時刻ちょうどに転移が開始され体が光始める。
瞬きをしたその一瞬で宇宙空間のような真っ黒な空間に立っていて、周りには仲間の3人以外に8人の知らない顔と1人知った顔があった。
「あ、プレイヤーキラーに出くわしたプレイヤーだ。」
「あ、あんときのソロプレイヤー。」
逆ピラミッドでレベル上げをしに行ったときに出会ったプレイヤーであり、プレイヤーキラーに襲われて一人逃げ延びていた。
彼が逃げ延びてくれたおかげでその後に襲ってきたやつらにあまり怪我することなく撃退することが出来た。
「あら、サイレントちゃん知り合い?」
「げぇえ、偽アマゾネスのヒビキ。あ、すみません睨まないでください。ごめんなさい。」
ヒビキちゃんは意外と顔が広いということは知っていたけどその二つ名は初めて聞いたな。妙にしっくりきたということは今の顔を見れば心のうちに留めておくことが無難てことがわかる。
『無事、パーティーを編成することが出来ましたのでイベントの内容を簡単に説明をいたします。今回ある大陸に皆様を転移させていただきます。いくつかの拠点があるのですが、大型のモンスターが破壊するために侵攻してきます。それを3か所防いでいただくのが目標となります。あなた方以外にもNPCが拠点ごとに設置されていますのでうまく協力することをお勧めします。それで、再度転移いたします検討をお祈りいたします。』
「顔合わせ短くない?」
そう言葉を漏らすと同時にまた体が光始めて目を開けると、今度は真っ黒な空間ではなく荒れた土が剥き出しであり、木を並べて紐でがっちりと補強をされている質素な柵が並んでいるのが目に入った。
そして、視界の端から四足歩行でペタペタ移動をしている若干紫掛かったトカゲが通り過ぎていく。
「おい、そこのお前!そこにいながらモンスターを素通りさせんじゃね!」
後方から突如野太い男性の怒号が鳴り響いた。
振り返るとシルバーメットを被ったおっさん兵士がどえらい形相でこちらを睨みつけていた。
「お前、領主様からの依頼を受けた冒険者だろう?お前たちは拠点に向かってくるモンスターをひたすら倒すことだけを考えていればいいんだ!わかったらさっさと行かんか!」
「。。。はーい。行ってきまーす?というかみんなどこぉ?」
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