第五十一話
「『変貌しろ』今度は雷、雷は炎と違って速度があるから体勢崩れた状態だとほぼほぼ攻撃を受けてしまうね。」
ここのダンジョンのボスである『裁きの神官長』は巨体であるが故に移動速度自体は遅いものの、背中から生えている手が握っている短剣は右手が炎を吐き出し、左の短剣は雷を槍のように突き出してくる。
炎は離れれば離れるほど範囲が広がっていき、雷は炎ほど距離と範囲はないがまっすぐに放れてからだと回避できない速度で迫ってくる。
ボスの右手側から攻めると雷の脅威は減るが範囲の広い炎に気をつける必要があり左手側から攻めると炎の範囲外から逃げやすくはなるものの少しでもタイミングを誤れば高速の雷に貫かれてしまう。
「雷の攻撃は連発されることがない。炎は範囲と効果時間が長いから逃げ場とこちらが攻める時間が減ってしまう。それなら、雷側の左手側から短期集中で攻撃をしていけばいいね。」
自分の速度重視のステータスであるのなら被弾する確率が高い炎側に回るのではなく、集中して攻撃の起こりさえ気をつければ問題がない。
思い立ったらすぐさま攻撃に転じていく。
短剣は雷を溜めてから放つのでそれまではボスのシャムシールを捌きつつカウンターで反撃をしていく。
ボスはとにかく私を引き離したいのか狙いやすい胴体と動き回ることを封じるために足を切りつけようとしてくる。胴体は盾と剣で受け流すか体を捻るなどしてカウンターと回避からの攻撃に繋げる。
足に対する攻撃はどうしても後ろに引かなければ短剣の魔法攻撃を受けてしまう恐れがある。けれど、こちらは忍者のスキルで後ろに弾きつつ消費アイテムである投擲用の手裏剣を短剣を握っている腕に投げる。
この攻撃をしたことで気がついたのだが短剣の溜めをしている間に腕に攻撃がヒットすると溜めるための時間が延長されるらしい。
「HPを微量だけど減らせて、短剣の攻撃までの時間も延長出来る。あとはこれを繰り返していけば倒せそうだね。これがパターンに入ったということなのかな?よくわからないけど。」
これが速度重視ではプレイヤーがソロで挑めば回復アイテムをかなり消費していきながら戦っていく必要があると思うので、ヒビキちゃんが言う通りこのダンジョンは私がソロで回るにはいいところ。
そう思いながらボスの攻撃を回避、カウンターを繰り返していくことでボスの体力を削り切って『裁きの神官長』を討伐することに成功することができた。
「このペースだとレベルが上がるのは早いとは思うけど、消費アイテムがかなり減っちゃうな。」
そう、問題なのは短剣の攻撃間隔の延長のために投擲の消費アイテムの減るのが早く、すでにアイテムストレージの中はもう一周出来るぐらいの手裏剣のストックがなくなっていた。
「お金はそこそこ貯まっているから買い物には困らないけど、もっと近接での攻撃力があれば速くボスを倒せてその分消費する量も減るんだけどな。ボスのシャムシールがドロップしてくれればいいんだけどなぁ。あれって攻撃力が高そうなのに。」
ぼやきながらもちゃんとボスからのドロップアイテムを確認をしてはいるものの、やはり武器や防具などめぼしいものは一切なかった。無いものねだりをしている子供のようで少し情けない気がするのは気のせいにしておきたいなと思う。
「世の中の私のような女子はあれもこれも欲しいとか、お金があれば美容にかけれるとか思っているはずなのに私はゲーム内でそう思うのって変なのかな?」
あたまをは雷、雷は炎と違って速度があるから体勢崩れた状態だとほぼほぼ攻撃を受けてしまうね。」
ここのダンジョンのボスである『裁きの神官長』は巨体であるが故に移動速度自体は遅いものの、背中から生えている手が握っている短剣は右手が炎を吐き出し、左の短剣は雷を槍のように突き出してくる。
炎は離れれば離れるほど範囲が広がっていき、雷は炎ほど距離と範囲はないがまっすぐに放れてからだと回避できない速度で迫ってくる。
ボスの右手側から攻めると雷の脅威は減るが範囲の広い炎に気をつける必要があり左手側から攻めると炎の範囲外から逃げやすくはなるものの少しでもタイミングを誤れば高速の雷に貫かれてしまう。
「雷の攻撃は連発されることがない。炎は範囲と効果時間が長いから逃げ場とこちらが攻める時間が減ってしまう。それなら、雷側の左手側から短期集中で攻撃をしていけばいいね。」
自分の速度重視のステータスであるのなら被弾する確率が高い炎側に回るのではなく、集中して攻撃の起こりさえ気をつければ問題がない。
思い立ったらすぐさま攻撃に転じていく。
短剣は雷を溜めてから放つのでそれまではボスのシャムシールを捌きつつカウンターで反撃をしていく。
ボスはとにかく私を引き離したいのか狙いやすい胴体と動き回ることを封じるために足を切りつけようとしてくる。胴体は盾と剣で受け流すか体を捻るなどしてカウンターと回避からの攻撃に繋げる。
足に対する攻撃はどうしても後ろに引かなければ短剣の魔法攻撃を受けてしまう恐れがある。けれど、こちらは忍者のスキルで後ろに弾きつつ消費アイテムである投擲用の手裏剣を短剣を握っている腕に投げる。
この攻撃をしたことで気がついたのだが短剣の溜めをしている間に腕に攻撃がヒットすると溜めるための時間が延長されるらしい。
「HPを微量だけど減らせて、短剣の攻撃までの時間も延長出来る。あとはこれを繰り返していけば倒せそうだね。これがパターンに入ったということなのかな?よくわからないけど。」
これが速度重視ではプレイヤーがソロで挑めば回復アイテムをかなり消費していきながら戦っていく必要があると思うので、ヒビキちゃんが言う通りこのダンジョンは私がソロで回るにはいいところ。
そう思いながらボスの攻撃を回避、カウンターを繰り返していくことでボスの体力を削り切って『裁きの神官長』を討伐することに成功することができた。
「このペースだとレベルが上がるのは早いとは思うけど、消費アイテムがかなり減っちゃうな。」
そう、問題なのは短剣の攻撃間隔の延長のために投擲の消費アイテムの減るのが早く、すでにアイテムストレージの中はもう一周出来るぐらいの手裏剣のストックがなくなっていた。
「お金はそこそこ貯まっているから買い物には困らないけど、もっと近接での攻撃力があれば速くボスを倒せてその分消費する量も減るんだけどな。ボスのシャムシールがドロップしてくれればいいんだけどなぁ。あれって攻撃力が高そうなのに。」
ぼやきながらもちゃんとボスからのドロップアイテムを確認をしてはいるものの、やはり武器や防具などめぼしいものは一切なかった。無いものねだりをしている子供のようで少し情けない気がするのは気のせいにしておきたいなと思う。
「世の中の私のような女子はあれもこれも欲しいとか、お金があれば美容にかけれるとか思っているはずなのに私はゲーム内でそう思うのって変なのかな?」
あたまを首を少し傾けて今時の女の子について考えをめぐらすが考えても何も変わらないなら意味がないと思ったのでボスのドロップアイテムの整理をさっさと終わらせることに。
『儀式用の霊布』・・・古代に眠れる魂を封じる儀式で使用された布
『霊薬草』・・・霊がついてはいるが幽霊とは関係ない。質の良いポーションの素材になる
『朽ち果てた臓物』・・・もはやどこの臓器かも判別が不可能になったもの。なんの需要が?
気になったドロップアイテムはそのぐらい。
最後のやつは説明文が私がする予定だったツッコミをやってくれていたので少し不完全燃焼したような気分。
もうここには用がないのでボス部屋の奥にある入り口までの転移陣まで行ってその上に軽く勝利した少しうれしい気持ちでジャンプして飛び乗る。
視界がぐらぐらと揺れて逆ピラミッドの入り口が見えるのと、装備がボロボロになっているのがわかるダンジョンに挑む前にナンパしてきた男の疲れ切った嫌な気持ちになる姿が見えた。
他の作品のURL
・Dear Labyrinth_親愛なる迷宮_漆黒の影と神の使徒
https://ncode.syosetu.com/n8193fh/
・少女は魔法を夢見る
https://ncode.syosetu.com/n9741iq/




