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ユートピア・オンライン〜ゲーム初心者の私が世界最大級のオンラインゲームに誘われたら〜  作者: 森の番人
第二章「Welcome, Gathering Place」

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第四十九話

「ここがダンジョン『神秘が眠る墓』か。他のプレイヤーもそこそこいるって感じだけど1人なのは私だけみたいだね。」


 第三の街を出て砂丘のワーム系のモンスターが数体出てきたのを仕留めてダンジョン入り口にやってきた。ここはセーフエリア?というものらしくてモンスターが寄り付かず装備を整えることがゆっくりと出来る。

 毒の敵がいることはわかっているので解毒薬をすぐに取り出せるようにしておこうとアイテムボックスを操作していると誰かがこちらに近づいてくる。


「そこのあんた1人か。」


「そうだけど、何か用?」


 金属の胸当て、肘当てに長剣といった如何にもファンタジー世界の冒険者の格好に、顔もゲームならではのかっこよく作っている男性プレイヤーであった。


「女性1人でダンジョンに挑むのは無謀と思うのだが、俺たちと一緒に来ないか?悪くない提案だと思うのだ


「断る。私は1人でこのダンジョンを周回しないといけないからね。そもそもあんたらにつるんでも旨みがなさなそうだしな。」


 断られると思っていなかったのか面食らっているようだ。


「そ、そうかい。あとで泣きついてもしらないからな。おい、行くぞ。」


 取り巻きを連れてダンジョンに急いで入っていく。このゲームをやっている男の人は変な人が多いのだろうか?ルイスはまともな分類なんだろう。


「よし、装備もアイテムもOK。待ってろよ、ミイラ男ぉ。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 全身を包帯で巻き付けられた人型のモンスターの振り下ろす腕を半歩だけ引いて躱して足を斬りつける。

 相手の体勢が崩れたので頭を蹴り飛ばす。それで相手は崩れ落ちて爆散していった。


「これで、レベルは34。ミイラ男かと思ったけど名前が『実験体・寄生型』って出ているから想像していたのと違う。ミイラ男が動き出すとかなら彷徨う魂が中に入って動かしているとかだと思ったのに。」


 そう、ミイラ男と今は呼ぶが包帯の隙間からはうねうねと触手のようなものがちらちらと見えていた。それが包帯まみれの人を動かしている本体なのだろう。

 その本体を攻撃しなくてもHPが減っていき倒すことが出来るのはその寄生している生物が同化でもしているのだろう。


「ヒビキちゃんが言っていた通りモンスターの数も多くなくて一対一で相手出来るし、ダンジョンを楽しみながら進めるのはいいことだね。」


 パーティーを組んでダンジョンに挑むときは相手は何体かセットで動いているのだが、1人だと基本的には一体で行動している。なので、戦闘も楽に出来るのでありがたい。

 それから事前に教えてくれた情報にはなかったことだが、


「ここってトラップがあるんだね。職業(ジョブ)クエのくそババアのおかげとは言いたくはないけど避けることには慣れたし、非戦闘のスキルのおかげでそれも簡単になったし。」


『トラップ回避』という忍者のスキルでトラップを避ける行動に対して上昇補正が入るというものだ。

そのおかげで石柱を簡単に避けれた。けど、石柱が落ちて来るってどういった仕組みなんだろうな。


「さて、今度は大蝙蝠が1、2、3匹って少し多くないかな?」


 大蝙蝠は小さな口をこちらに向けてきたと思うと爆音が耳に入ってきた。


『超音爆破』、対象が嫌がる音を聞かせて一時的に行動を阻害させる技。


 避ける暇もなくそれを貰ってしまった、その隙に残り二匹は鋭い牙でわき腹を食いちぎってきた。HPは少し減ってしまったが大きなダメージではない。


「あ!この攻撃って毒攻撃なのか。しかもレベル2のやつなのね。」


 自分のHPバーの横には紫色のアイコンが追加される。

 脇腹を食いちぎった大蝙蝠は翻してこちらに再度攻撃を仕掛けてきたが、それを剣を逆手に持ちつつ体を逸らして躱す。そして、がら空きの背中に向けて突き刺す。

 背後からの攻撃による致命傷で一撃で葬る。


『生存本能』、状態異常による行動阻害を一時的に軽減させる忍者のスキル。


 レベル2の毒による行動阻害をそのスキルで和らげて攻撃を躱すことが出来た。一匹減らせたがすぐさま解毒薬を取り出して飲み干して回復させる。


「あっぶない。ルイスが言っていたのはこいつの毒の事なんだね。けど、残り二匹ならどうにかなるかな。」


 先程の超音波を放ってきた大蝙蝠がまた口を開こうとしているのでここに来る前に購入した投擲ナイフを投げつけて攻撃をキャンセルさせる。

 仲間の攻撃に合わせて突撃してきた大蝙蝠は盾で押しつぶすようにして受け止めて何度か突き刺して爆散させる。

 残りは一匹だけになる。


「口を開いたら超音波に気を付けて前方には立たない事、噛みつき攻撃は強力な毒だから絶対に回避すること。」


 大蝙蝠は遠くから攻撃が効かないと思ったのか接近してくるのでこちらから向かわなくてもいいので楽になるし、こいつは遠くから行動を阻害してから攻撃をする以外には恐れることは何もない。


『スラッシュ』


 そして、剣のスキル一撃で仕留めれるぐらいHPも多くなくむしろ少ないぐらい。


「おーわり。これでダンジョンの第一層はコンプリートかな。次は第二層。ピラミッドみたいなら亡霊でも出てくるのかな。」

他の作品のURL

・Dear Labyrinth_親愛なる迷宮_漆黒の影と神の使徒

https://ncode.syosetu.com/n8193fh/

・少女は魔法を夢見る

https://ncode.syosetu.com/n9741iq/

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