【第一章までの登場人物紹介】
【第12.5話】
登場人物が増えてきたため、第一章までに登場したキャラクターをまとめたいと思います。
◆劉水蘭◆
17歳。母は異国人、父は白陶人の少女。
弟の莉空が世界で一番大切で、自分のことは二の次な頑張り屋。
普段は黒目黒髪だが、母の思い出が詰まった異国の歌を歌うと瞳が翡翠色に輝くらしい。
青磁宮で庭掃除や洗濯といった下働きをしている。
◆趙天翔◆
24歳。白陶国の皇帝。在位15年。
政治の実権は姉の長公主や宰相らに握られている傀儡皇帝。
本当は優秀なのを隠し、自堕落に生きている。
見目の麗しさから女性に困ったことはないせいなのか、自らの恋愛に対してはヘタレらしい。
◆劉莉空◆
12歳。水蘭の弟。
異国人の母の血を色濃く受け継ぎ、金色の髪に緑の瞳をしている。
実年齢よりも見た目が幼く、引っ込み思案で、いつも水蘭の背中に隠れている。
◆長公主◆
55歳。先代皇帝の長女で、天翔の姉。長公主とは、「一番上の姫」の意味。
臣下に嫁いで皇籍は離れたものの、いまだ皇城へ通って政治に口を出し、発言力が高い。
水蘭が務める青磁宮の主。
◆春春◆
17歳。水蘭の友人。
青磁宮で厨房係を務める明るい少女。
宴のあとには残飯を水蘭と莉空に分けてくれる。
◆菊花、牡丹、撫子◆
三人とも20歳。水蘭と同室の先輩。
先輩風をふかして意地悪ばかり言ってくる。
◆陳生◆
厨房係のかまど番をしている大柄な男性。
春春の話では、水蘭のことを気にしているらしいが……。
以上です。
第二章もお楽しみください!