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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

二匹の狼が目をつけた先に

作者: 秋暁秋季

ガールズラブです、ノーマルラブです。

どんな注意書きをしていいか分かりません。

ヤバそうなら引き返し推奨です。

読者様がドン引きしてそうで怖いです。


起承転結はありません。相変わらずです。

短編詐欺に思われたら申し訳ございません。

「あんたが好きさ」

隣に座る絶世の美姫は妖艶な顔でそう言ってのけた。吐息混じりの甘ったるい声音で私の髪を撫で、耳に掛かった髪を退ける。それから媚びるように、するりと体を擦り寄せた。

それに対し、ゴミを見るような目で相手を睨む。不愉快だ。全部全部全部。

「.......あの人にも同じこと言う癖に」

「そりゃ言うさ、彼奴には食われたい。あんたは食いたい」

知っている。貴方が言う食う、食われるの次元は全く別のものだと。愛するのと愛されるのくらい違う。と彼女は声を大にして叫ぶだろう。

でもどんなに行動が、言葉が一途だとしても、価値観の違いを見せつけられる。私が求めている物をそっくりそのままくれない。意地が悪い。

顔を背けて、そっぽを向いていると、不意に扉が空いた。

現れたのは長身の男。切れ長な双眸を殊更細めて、にっこり笑った。両手には二つのマグカップ。何か入れてくれたらしい。

「なんの話をしているの?」

「食うか食われるかの話」

背けた顔を半ば強制的に此方に向けて、可愛がるように首の根元をくすぐる。飼い猫じゃないんだけど。

「席、詰めてくれない?」

膝下のテーブルに二つカップを置くと、二人がけのソファの前に立った。丁度私達二人を見下したような状態。目には慈しみ。

「やぁだ」

「ひゃっ」

悪戯っ子のようにべぇっと舌を出し、見せつけるように顎のラインを舐め上げる。思わず飛び上がった私を見て、彼はぐぐっと目を見開いた。煽るようなその態度に唆されたのか、彼女が触れていない方の顎の縁をなぞる。その艶かしい手つきに思わず硬直する。猫が獲物を弄ぶように、殺さないギリギリのラインを攻めてくる。

「君ばかり甘やかして狡いじゃないか」

負けじと頬に唇を押し付ける。どうしても逃れる事は叶わない。二人の狼に目をつけられた時点で、負けは確定している。

「離れろ! ロクデナシ!」

「そんな私が好きな癖に」

「そんな僕が好きな癖に」

絶叫に返されるのは不敵な言葉。夜はまだ続く。

ぶっちゃけ、まともに百合読んだことない人間が書いてます。

(全方位に喧嘩を売っている.......)


周りに百合に対する理解がなかった事もあり、認めて下さるかも分かりません。

でも男性特有の精悍さって、女性に表わせません。

同じように、女性特有の妖艶さを表す為には、女性じゃなきゃ表わせません。

※作者の技量の問題です。

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