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栄光の証  作者: レッド
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命を張るしごと

2044年8月6日

今日の朝自分の会社の社長から電話があった。社長直々からの電話だったから、本当に焦った。俺は電話に出ると、『命賭仕』だった。つまり、会社を通しての戦争への出兵派遣。何かしらの説明文も午後に届いたが俺は知っている。これはゲームだという事。母国のためでもなければ友国のためでもない。金だ。国の経済事情に首は突っ込みたくはないが、利潤を目的とした「商売」だ。もちろん俺らに金は少々入る。今より少し高いぐらいだが。命を消費する遊びだ。大金持ち達が観戦する試合だ。競馬と同じ原理で勝つと思ったチームに金をかける。戦場{試合会場}もそいつらが金を出しているらしい。なんとも悪趣味だ。俺はただの会社員だが金が増えるという事で喜んで参戦します。と、言ってしまった。よく考えるとなんとも馬鹿な事をしてしまったと後悔している。もちろん家族には言っていない。

7日

今日はチーム編成やルールをみっちり教え込まれた。

1、この事は誰にも言ってはならない。密告者は処罰する。

2、戦場では感情を出してはならない。

3、敵の武器も使用を許可する。

4、チームの隊長の指示を守らなくてはならない。守らない者は処罰。

5、倒した敵の人数によって個人の報酬を上げる。相応の武器、装備を与える。

これらが五大柱と呼ばれるルールだ。これ以外は特にない。そしてチーム編成。俺は ナチュラル会社のTEAM{チーム} Thunder{サンダー}の第三班に配属された。チームは一チームに三十人一班に五人で第六班まである。俺は大手会社のナチュラルだが、他社も強豪揃いらしい。俺は一等兵コードネーム、サード・ラビットとなった。何故よりによってうさぎなんだ…。

そして、中々しっかりとしている上等兵、コードネーム、ハッピー・ドラゴン。何故か五十代の戦争経験者らしい人が隊長に。コードネーム、エンジョイ・タイガー。フレンドリーな二等兵。コードネーム、クレイジー・ドッグ。チームの中で一番若い三等兵。コードネーム、ヤンガー・ラット。この中では悪い奴はいなさそうだ。

コードネームは元々決められていたみたいで、紙で班室の場所と共に配られた。俺は十五階の一番右の十八畳くらいの広い部屋でそれぞれのベットがあっていい部屋だ。今日は武器について教えられた。ポイントによって与えられる武器が違うそうだ。最初は100ポイントずつ配属される。そして個人認識カードに記録されていて自動販売機みたいな機械にカードをかざし欲しい武器を検索する。これで良いらしい。そして相手のカードを奪い取ると{生存者でも死者でも}そのポイントの半分を貰える。そして班レベルがあり、人を倒せば倒す程上がる。それに合った相手と闘う。まぁ、こんな所か。今日は明日の初試合に備え寝るとする。

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