ゲームの攻略法は飽きるのを早めるよね?
もうストックが、、、無い!
歴史知識を持っていても役に立たなくなっているこの世界で歴史通りなの武田信玄が亡くなると織田家では将軍を排除する動きが出て来た。
裏切りそうな奴ばかりの織田家で歴史を知っていた桐原が行動して逆に最悪の形になってしまっている。
明智光秀も出世していない為か使い潰そうと考えたのだろうがここに来て将軍に味方すると言う行動に出た!討伐には織田家の若様達が送られているがとてもおかしい。大した兵力も無いままにまだ若い次期当主等を戦に出すなんて、、、桐原は何を考えている?
「と、殿!大変です!木下様が!木下様が!!!」
「何だ重次!まさか謀反か!」
部屋に駆け込んできた重次が息を切らせながら伝えてくる内容は予想を超えていた!
「木下藤吉朗様が斎藤真人の謀反により討たれました!その後は明智に合流し織田家の軍を撃退して、、、織田家の領土に侵攻しております!」
「・・・なんでそんな事になる!いくら力が落ちたからと言え、、、すぐにやられる様な、、、」
「桐原でございます!井上と桐原が裏切った模様で!更に石田が!毛利に居たあの石田も合流しているとのこと!」
石田も合流しただと!・・・何が起きた、、、
その後の重臣を集めての会議では情報を纏め今後について話していた。
「・・・独立しましょう。」
「な、何を言うのだ!」
「最早我等は織田家に着いて行けません!それに殿は斎藤とは犬猿の仲!何時かは戦わねばなりません!」
「しかし、、、織田家はいまだに健在では!」
「・・・桐原の奴が手土産に首を差し出したそうだ。謀反に反対した木下様は斎藤に討たれた!」
「なれば徳姫様を有する我等は優位か?」
「まだじゃ、、、お市様が柴田家にいる!」
会議は中々纏まらない、、、もとから独立を考えていた奴も多いからな。それにしても何時から準備していた?桐原と斎藤が繋がっていたならこれまでの事も説明は出来るけどここまでした理由は何だ?
それに斎藤とは仲良くは出来ないよな。あいつにも借りが有るんだから、、、斎藤、桐原、石田、井上、、、立花も敵になるのだろう。
「・・・独立する。」
「な!本気なのですか!」
「このままでは言う通りに斎藤とぶつかる。それなら最初から敵対しようじゃないか!」
「「「はっ!!!」」」
こうして斎藤達が地盤を固める前に動こうと考えたが、、、其れは叶わなかった。既に斎藤が此方に向かっていたからだ!これについてはアリスからの情報だったのだが
「・・・確かに動きが早いわね?斎藤も勢いに乗って此方に手を出して来たのかしら、、、何かおかしいわね?幾らなんでも最初に家を攻める理由が思いつかない。」
『考え過ぎではないのか。大体子供みたいな精神の奴なのであろう?負けた事も無いのだ慢心であろう。』
「勝算が無いのに戦はしないわよね。なら勝算が有る?・・・何か切り札が手に入ったのかしらね。」
そんな話を横で聞いていながら俺なりの考えを纏めてみた。・・・一時期話題になった浅井の魔法を使える様になったのではないかと考えた!これならアリスたちも納得、、、
「・・・魔法や武器だけでは無いのは確かよね、、、そんな事で勝てるならすぐにでも動くはずだし、、、」
・・・違うようだ!だけど本当に何を隠している?石田の力を過信しているのか?桐原の力で此方の重要人物を操る?・・・どれも違う気がするな。
『もしかしたら桐原とやらに操られているのでは?』
「・・・あいつの能力には制約が多い筈だから無理ね。敵だらけの状態でよく動くわよね?」
敵?・・・勝家様か、、、利家様は其処まで脅威では無いだろうけど他の元重臣達も同調はしてない様だしな。武田はどう動くかな?上杉を押さえている勝家様も動けそうになさそうだし。
迎え撃つ為の準備が済むと出陣をした。
兵の数は此方が1万に対し斎藤は6千、、、数の差なら此方が優位だけど向こうには石田も居るから油断できないな。対陣して思うのは向こうの兵に余裕が有るという事だろうか?援軍も来る予定のこちらに全く怯えていない様子だ、、、まあ、鉄砲隊だけはだが。
「斎藤は何を考えているんだろうな?」
「大殿!敵が動き出しました!」
敵の動きは単純に此方の本陣に向かってくるだけ!幾らなんでも其れはないだろうと言いたかったが、囲む様に部隊を動かすことに、、、しかしそんな本陣に伝令が駆け込んできた。
「正面が突破されます!敵の魔法により部隊が崩れたところを鉄砲隊による攻撃で、、、全滅でございます!」
「なっ!!!魔法の備えはさせていただろう!」
伝令の報告に八つ当たり気味に確認を取るが、
「謎の地震により防ぐ事が出来ませんでした!敵との戦闘中に味方ごと、、、」
味方ごと?何故そんな事をする必要が有る?・・・浅井との戦闘でもそんな事が有った。今回も囮を使ったのか、、、地震が魔法だとしてもその範囲と準備には制限が有るのか?
「・・・伝令を出せ!鉄砲隊を狙えと全軍に伝えろ!」
「し、しかし大殿!」
「敵は少ない上に鉄砲隊が主戦力だ!その上本陣を狙って直進しているだけだ。それなら本陣を囮に囲んで叩く!」
こうして本陣を囮にして囲んでみたが、、、鉄砲隊の攻撃が凄まじい!射撃が絶える事が無い!全軍で囲みだしてはいるが、、、持つのかな?
そうしていると突然地面が揺れた。そうだあの時と、、、浅井との戦闘と同じだ!最初から対策を取らせていた為か被害は少ないが、、、戦意は下がる一方だ!
「大殿、被害は押さえましたが、、、兵共が怯えております。」
「耐えろ!見方の準備が整うまでは、、、」
「敵の騎馬隊が此方に向かって来ております!!!」
畳み掛ける積りかよ!だけどさ、、、こっちもそろそろの筈なんだよね。駆け込んでくる伝令の顔が明るいから間違いなさそうだな。
「お味方が敵の鉄砲隊に攻撃を開始しました!!!」
さあ、後はどちらが先に崩れるかの勝負だぞ、、、斎藤!!!
更新時間は0時に固定したいと思います。それにしても小説って色々と難しいですね。毎日更新している人達はどんなチートを持っているのか最近特に気になります。




