2.告られて
なんか最近、告おうかな〜って思うの。
だって意地悪するから、あたしの事好きなのかなぁーって。
「アホっ」
えー!またぁ?だって意地悪するのは、好きだからでしょう?
「違うってー!もうそんな事しねぇ」
今度は、元ヤンの裕の親友に相談。
「てゆーか裕の事好きなののか」
「あ゛っ!やばっ」
ふつー思うよねぇ。あたしったらバカ。
「あのさぁ、あいつのドコが好きなわけぇ?」
「す・べ・て」
親友ーー尚は、じっ〜と見つめてきた。
見ないでよ。
恥ずかしい。
「やっぱ、お前、俺と付き合った方がいい。てゆーか付き合え」
はああぁぁあ?
「ななな何ゆってんのさ!あたしが誰が好きか知ってるくせに!だいたいなんで見ただけで・・」
「ちっこくてカワイイ
ぐいっっ
「きゃあぁぁあ」
なんか、手、引っ張られて、抱き締められて、何がなんだか、わからなくて、顔真っ赤だと思う。
「見ただけで・・・なわけねぇだろ。
ずっと好きだったんだ。その気持ちは分かんなくもないだろ」
た確かに、それはそうだけど。ってえぇ!
顔近い、近いよ!
なにぃ!キスする気?!
「待ってぇ!もし、裕が来たらどうすんの!」
「来ない来ない。帰ったもん」
「もし来たらどうしようかぁ〜付き合ってるって言っちゃう?」
「やめろってぇ」
なんか瞳ぇとじてるぅし、なにこの人!ナルシー?!
「おいお前らなにやってんだよ。」
ゆゆゆゆゆ裕??!
どうして?