表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

1.かっこいいところ

あたしの好きな人はーー…別にモテモテなわけじゃないんだ。友だちのマミだって、

「なんであんなやつ」

って言うくらいで…。でもあたしは、いいところいっぱい知ってるの。

彼の名前は大原裕。一週間前から好きになったの。

席がえで隣になっちゃって、やだ〜〜こいつって思ったよ。最初はね。なんでかというと…。

『不良』ってウワサが流れてて、そのウワサを信じて君を傷つけた。

「不良なんだって〜?」

「なんとでも言えよ」

って君は言った。

悲しそうな顔をしてた。

前のあたしは、バカだったと思う。だって、実際裕はすごく優しくて、いつも笑顔をみせて、笑わせてくれて…。

皆はカオばかりみてて、わかってない。

裕がどんなにいい人か...。そう、それは隣の席の“あたしだけ”が知ってるの。

「おいそこのチビ!勉強教えろ!」

「でかいくせして、こんな簡単な問題もできないわけ〜?」

みたいな会話ばっかで、どうして、素直になれないんだろ。

「バッカヤロー」

実はいろいろマミに相談してたわけでぇ。

「ひどーい。はずかしいのが恋でしょ!」

そうだよ…。恋は、はずかしくて、声がかけられなく…

「ちがーう。大原だけに優しくしてりゃあ、あ、こいつ俺のことすきだな。って意識しはじめるんだよ!」

そうなの!!!!!

ついつい逆だと思ってしまった。

「でででも!裕.かっこいいから、彼女いるかも」

「や、いないね」

即答かいっ!なんか、悲しいな…。

そこまでかっこわるい?彼女いるのもやだけど、そんなこと言われると悲しくなるなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ