「トイレ女の罠、恥ずかしがり屋さんの巻」
パンツとズボンを降ろしたまま倒れているのは恥ずかしからと、
救急隊が来たと勘づいたとたん、
パンツとズボンをそのまま履いたまま倒れたフリをしてしった、
恥ずかしがり屋さんがいたそうです。
履いてから倒れたんだと
本人は弁解すればよいと思ったのか、
そこまで考えていたかどうかはよくわかりません。
ですが、
それが大間違いだったのです。
たしかに、
パンツとズボンを履いていれば、
たいした恥ではないかもしれません。
でも、
よく考えてください。
相手はあのトイレ女ですよ。
その程度の恥で、
許すわけないですよね。
ですけども、
その男はまだトイレ女の怖さを知らなかったのです。
トイレ女は
救急隊があなたを介護し脈などをはかっているとき、
「私の財布がありません」
と突然言いだしたそうです。
救急隊員はその言葉を聞いて急にその男を怪しみだしたので。
そうです。
脈とかを調べても、
どこも異常がなく、
倒れたはずなのにズボンもパンツもちゃんと履いているからです。
そして、あら不思議!
その男の胸ポケットから、
女モノの財布が出てきたそうです。
そして、
警察が呼ばれたそうです。
二人の警察官が調べると、
男の鞄から女モノの時計や指輪、ネックレスなどがたくさん出てきたそうです。
はい。
まあ、窃盗罪ならいい方ですか?
いえ、
男は恥ずかしがり屋だったばかりに。
翌日、
トイレ拝借窃盗男なんて、
顔写真入りでスポーツ新聞にのっただけでなく、
その日のネタが少なかったため、
ワイドショーにまで
マヌケなトイレ拝借窃盗男として
全国放送されてしまったそうです。
後は、
離婚とクビです。
わかりますよね。
もちろん、
それ以来、
その男には、
親戚や親兄弟がいなくなりました。
えっ?
親戚や親兄弟まで消されたのか?
いえ、そういう意味では。
はい。
まあ、正確に言えば、
親戚たちから、
彼の存在が消されたわけです。
そして、
孤独地獄に陥った男は、
やがて、精神に...
はい。
ご愁傷様です。