「トイレ女上階説の致命的?欠陥」
そうです。
トイレ女上階説には
致命的とも言うべき大きな欠陥があったのです。
実は、トイレ女人間説の有志たちが調査したところ、
あの男の部屋の上の階に住んでいたのは男だったのです。
ちなみに、
有志たちは、
念のため上階の両隣、
男の部屋の両隣、
そして、
下の階、
さらにはその両隣も確認しましたが、
どの部屋にも住んでいたのは男だったのです。
トイレ女上階説を唱えた人間は、
最初は抵抗しました。
実はトイレ女は、
トイレ男だったとか、
オカマだったとか、
しかし、
反論すればするほど、
相手にされなくなったのです。
何故なら、
有志たちは、
実際に各部屋の住人に面接して、
顔や体型姿を確認していたからです。
いずれの部屋の男も、
凄いデブか不細工な顔だったそうです。
有志たちが会った男たちは、
いずれもどう転んでも
トイレ女に化けられそうもない顔と
体型の持ち主だったそうで、
有志たちは、
彼らがトイレ女に化けたということはあり得ない
という結論を出したそうです。
はい。
しかも、
トイレ女人間説を熱狂的に信じる人間にとっては、
トイレ女が、
ただ人間であるというのでは許されなかったのです。
女、
しかも、
一見して美しい女である
ということが大きなポイントなのですから、
上階等に住んでいたのが男である
という有志たちの調査結果が出た以上、
仮に女装すれば美しい男が上階に住んでいたにせよ、
トイレ女上階説は
消えて行く運命にあったかもしれないのです。
あれー?
振り出しに戻ってしまいましたね。
でも、続きはまだあるのです。
はい。
では、ごきげんよう!