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第2話 アラームならぬアラート


『ウーーーーーーーーーーーーーーーゥ』


「ミサイル発射。ミサイル発射。○○国からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、または地下に避難してください」


 マジか。

 何時だ、いま……。

 6時30分。

 ふざけんなよ。こんな朝早くに……。

 スマホの緊急事態速報の通知を消してベッドから起きる。

 寝惚けたまま、リビングに行くと、両親がすでに起きていた。


 外もうるさい。近所の家が飼っている犬まで反応して、朝の6時30分とは思えない騒がしさ。市町村に設置されている防災行政無線を瞬時に起動させてアナウンスが流れるんだっけか? 初めて聞いた時は誰かがしゃべっていると思っていた。親父がテレビのリモコンを握り母親はキッチンで朝食の準備をしながら、スマホを片手にSNSで情報収集をしていた。


「おはよう、どうなった」

「まだ、わからないな。とりあえず学校行く準備はしておきなさい」

「へーい」

 妹はまだ部屋から出て来ない。

 この音で起きないってアイツ、危機感0だろ……。


 それにしても、離島は田舎過ぎて困る。

 窓の外をみてもポツポツと家が建っているだけで、なにもない。

 まあ、でも来年の春には沖縄本島の高校に進学予定だから、楽しみでしょうがない。


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