なろうの文字の見え方メモ
別にこの作品はなろうの文体がどうとかそんなことを論じるつもりは一切ない文字の集合体です。
単純に作者がなろうの書式……もとい、ルビのふられ方というか、そういうものが気になってまとめたものであり……つまりはただのメモ帳です。
ちなみに大半のことは「小説家になろう」様のルビを振る-マニュアルに書いてあるのでそちらを見て頂けるとスムーズです。
①普通の文字
あいうえお
これは単純にそのまま「あいうえお」と打ち込んだだけの何の面白みもない文字列ですね。
別にこれの見え方に色々物申したいわけじゃないのでさっさと次に行きます。
②傍点
あいうえお ←1
あいうえお ←2
上の二つは見え方としては同じだと思いますが、表記としては微妙に異なります。
1については |《》 を用いた表記を使っていて
2については |() を用いた表記になっています。
どちらも縦棒と括弧間に「あいうえお」と入力して、括弧内部に「・・・・・」と打ち込んだものになります。
二種類ありますが、どちらを使っても変わらないということですね。
ここで少し考えたいのが、文字数の限界についてです。
あいうえおかきくけこ
あいうえおかきくけこ
|あいうえおかきくけこさしすせそ《・・・・・・・・・・・・・・・》
|あいうえおかきくけこさしすせそ(・・・・・・・・・・・・・・・)
1234567890
1234567890
|あいうえおかきくけこさ《・・・・・・・・・・・》
|あいうえおかきくけこさ(・・・・・・・・・・・)
|12345678901《・・・・・・・・・・・》
|12345678901(・・・・・・・・・・・)
色々書いてありますが、二つ並べた文字列は全て上が |《》 で、下が |() 式で書かれています。
まあ別に違いは見られませんね……
次は漢字でも見てみましょう。
一二三四五六七八九十
一二三四五六七八九十
|零一二三四五六七八九十
|零一二三四五六七八九十
……やはり10文字までしかかからないみたいですね。
そして | での指定がなくてもある程度は鑑みてくれるらしいです。
次は10文字に出来るだけ「・」をふってみます。
一二三四五六七八九十
一二三四五六七八九十
一二三四五六七八九十《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》
一二三四五六七八九十(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
…というわけで20・が限界のようです。
これが傍点を振る文字数に依存しているのか、それとも常に一律20なのかを見てみます。
零
零
なにか異様にシュールな見た目になりましたが、まあ可能なようですね。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
鏡はいつも1度光を反射する。
最早一種の表現技法みたいになっていますが、いつでも20個まで「・」は付けられるようですね。
ここも相変わらず上が |《》 形式、下が |() 形式で書かれております。
途中で色々な記号を混ぜてみたりしましたが、別にそれによる影響はなさそうです。
まあ此処までぐだぐだ書いてきましたが、結論だけいいますと
『傍点を振られる側の文字は文字種に関わらず10文字で、傍点自体は振られる側の文字数に関わらず20個』ということですね。
え?10文字以上に振ってるように見えるって?
それは単純に一文字一文字 |《》 か |() で挟んでいけばいいので悪しからず。
まあ入力補助機能を使わないと相当面倒ですが。
③ルビ
はいというわけで次はなろう独特機能である『ルビ』という概念です。
いやまあルビ自体はありふれたものですが、なろう独特のそうは読まないでしょ、という読み方についてです。
というわけでいつも通り上が |《》 方式、下が |() 方式でお送り致します。
あいうえお
あいうえお
12345
12345
12345
|12345(12345)
12345
12345
abcde
|abcde(abcde)
abcde
|abcde(一二三四五)
おっと、ついに上と下で違いが出てきましたね。
|() 方式はアルファベットや数字に対応出来ないのでしょうね。
正確に記すなら、ルビとして振る側の文字がアルファベットや数字だとダメ…ということですね。
abcde
|abcde(『』『』)
…この様子だと |() 方式は平仮名カタカナ以外は駄目なのでしょうか。
あいうえお
|あいうえお(綺麗な文字)
漢字と平仮名混じりでも駄目なので、やっぱり平仮名カタカナ以外は駄目そうですね。
というわけで次です。
あ
あ
|あ《あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとな》
|あ(あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとな)
|あ《12345678901234567890》
|あ(12345678901234567890)
おや?20文字なのに上方式も使えなくなりましたね。
どういうことでしょうか……
あ
|あ(1234567890)
|あ《12345678901》
|あ(12345678901)
どうやら数字は10文字までみたいですね。
あ
|あ(abcdefghij)
|あ《abcdefghijk》
|あ(abcdefghijk)
そして案の定ともいうべきか、アルファベットも10文字までしか振れませんね。
……つまり、ここまでの話を纏めると |《》 方式のほうが基本的に |() 方式の上位互換だということですね。
|()の使い道がわからなくなって参りましたが、まあそういう仕様なので仕方ありません。
④その他(順次見つかり次第追加予定)
ここから先は網羅性も大分低くなるのですが、ミニお役立ち情報みたいなノリで見ていって下さい。
一二三四
はいこちら、なろうでほとんど見ない表記をしていますね。
やり方としては『 |()《》』と書く感じですね。
どうしてもわからなければ、誤字訂正のところで直そうとすれば見られるのでそちらをご参照下さい。
ちなみにこちらは何故か、ルビを振られる文字を含めて上記表現が最大文字数です。
ルビを振られる文字は1~4、傍点も1~4、ルビは1~10文字で設定出来ます。
ちなみに
鏡は1度だけ……
みたいな感じで、傍点のかかる範囲は③範囲に準拠するっぽいので注意です。
ここら辺から応用すれば法則性とかわかりそうですね…