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ある村での一コマ、2017  作者: テク 夢宇
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去り際にて

 次の展示品へ移ろうとした時、地震が起きた。

(地震が稀な土地柄で...。揺れてるのは自分自身?目眩かな。)

 妙な地震だ。揺れているのに周囲には変化がない。地震が目眩なら足元の揺れは何?


 ふと見るとゴーレムが目を開けていた。

人の目のような生々しい、しかし美しい緑色はここの地元の人の目のようだ。

(地元産のゴーレムだな)


 一分ほど奇妙な揺れの中で緑色の瞳はじっと見つめていた。


 ふいに止まった揺れと同時にゴーレムは目を閉じた。


 触ってみる訳にもいかずガラス越しにじっと見ていたが反応がない。

(夢じゃない。でもどうしよう)


 これをそのまま他人に話すと病院送りになりそうだ。

残念だが旅の土産としよう。

 

 ネットにはゴーレムの噂が出尽くしたらしく新作のこの出来事の様なものはなかった。


 帰国の途上でこんなことがあったとヨタ話としてネットにあげたが。

(数日したら消そう)


 こいつが原因でゴーレム解体なんて事が起きたら大変だ。

 謎は神秘的で全然OKなんだから。

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