たたかうしゃかいじん!
数日が過ぎた。
色々と僕の環境は変わってしまった。
「あはは」
僕はきっとだらしない顔をしているんだろう。人生舐め切ったような、そんな顔をしていそうだ。
『願望』を叶える力を持った僕は好き放題していた。
とりあえずまずはコレ。今舐めさせている『コレ』だ。
女。
僕はどうやら人間すら創れるらしい。
色々制約はあるが、ただ性処理するだけならば何の問題もない、実に愉快だった。毎日自分が想像した女を創造しては処理させる、最高の気分だ。
そして金。
これも不自由しなくなった。無尽蔵に生み出せるからな。
だから食べ物とか、着る服とか、少しだけ贅沢してしまっている。
仕事?仕事は辞めていない。
この堕落した生活から仕事まで辞めると、いよいよ社会から外れてしまいそうだからだ。社会から外れた者は歪む。コミュニティとは、コミュニケーションとはそういうものだ。
「良いよ……消えて」
用事の終わった女を消す。願えば創造も消去もお手の物。万能すぎて少し怖い。
「あぁ仕事行くか」
いくら万能の能力を持ったとしても面倒なものは面倒だ。
「さて、」
チャックを閉めて立ち上がる。気付けばもう職場の眼前だ。
テレポートも願えば使えるようになった。通勤がとても楽になって大変よろしい。
「おはようございます」
誰と目を合わすでも伝えるわけでもなくただ呟きながら自分の席につく。
周囲の先輩方もただの流れ作業のように挨拶を返す。僕にはそれが心地良かった。
そういえば、職場環境でも少し変わったことがある。
敵がいなくなった。僕が『消した』からである。
残しても良かったが今まで散々邪魔してきた罰だ。仕方ない。なるべく苦しんで消えてもらった。
他の者たちについては僕の都合よく動くよう『願』った。それ以降面白いように僕の都合のように




