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異世界部屋から始まる自由生活! ~仕事疲れの社畜リーマン、チート魔法で人生逆転~  作者: ねこあし


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第四十八話:守護者の誓いと生命の響き

エメロードからこの星の未来に迫る「侵略者」の脅威を知らされた龍馬は、彼女の手を握り、この星の生命を守る「剣」となることを誓った。彼の言葉は、エメロードの心に深い希望の光を灯した。


「大丈夫だ、エメロード。お前が、この星の心なら、俺が、お前の『剣』になる。この星の生命を守るために、俺が戦う。」


龍馬の力強い言葉に、エメロードの瞳に涙が浮かんだ。それは、悲しみの涙ではなく、ようやく見つけた希望と、深い信頼の証だった。


『マスター。この星の『生命の魔力』は、マスターの決意に共鳴しています。魂の樹も、以前よりも活発に魔力を放ち始めています。』


ルミリアの声が、龍馬の心の中で響いた。彼の誓いは、この星全体に響き渡っているのだ。


龍馬は、エメロードと共に、侵略者に対抗するための準備を始めた。まずは、侵略者がどこから来るのか、そして、どれほどの戦力を持っているのかを知る必要がある。


「エメロード。侵略者たちは、いつ頃、どこからやってくるんだ?」


龍馬が尋ねると、エメロードは魂の樹の根元にある石碑に手を触れた。


「……過去の……記憶が……私に……教えてくれます……。彼らは……この星の……生命の魔力を……狙っています……。闇の……次元の……向こうから……。」


エメロードの声は、過去の記憶を辿るかのように、ゆっくりと、しかし鮮明に語られた。侵略者たちは、この星の生命の魔力を奪うために、闇の次元からやってくるという。


『マスター。闇の次元……。これは、以前、次元侵食者が活動していた次元の残滓に似ています。あるいは、新たな次元侵食者が潜んでいる可能性もあります。』


ルミリアが、可能性を指摘した。


龍馬は、侵略者たちの来襲に備え、魂の樹の力を借りることを考えた。魂の樹は、この星の生命の魔力の源。その力を最大限に引き出すことができれば、侵略者に対抗する手段となるかもしれない。


「エメロード。魂の樹の力を借りて、この星の生命の魔力を高めることはできないか?」


龍馬が尋ねると、エメロードは少し考え込んだ後、ゆっくりと頷いた。


「……はい……。でも……そのためには……この星の……全ての生命の……『願い』が必要です……。」


エメロードの言葉に、龍馬は合点がいった。この星の生命の魔力は、集合意識のようなもので、彼らが心を一つにすることで、魂の樹の力も増大するのだろう。


「分かった。俺が、この星の生命たちに、助けを求める。俺の『調律の魔法』で、彼らの心を一つにしてみせる!」


龍馬は、強い決意を込めて言った。


龍馬は、エメロードと共に、この星の各地を巡り始めた。広大な草原、雪を頂いた山々、清らかな川の源流。それぞれの場所に住む生命たちと触れ合い、自身の『調律の魔法』で、彼らの心に語りかけた。


「俺は、神城龍馬だ。この星に迫る危機から、お前たちを守るために来た。この星を愛する全ての生命よ、どうか、俺に力を貸してほしい!」


龍馬の言葉は、金色の光となって、大地に、水に、そして空へと広がっていく。彼の『調律の魔法』は、生命の魔力と共鳴し、彼らの心に直接響き渡る。


動物たちは、警戒心を解き、龍馬の周囲に集まってくる。植物たちは、光を受けて、さらに力強く成長していく。彼らは、龍馬の言葉を理解し、この星を守るために、その『願い』を魂の樹へと送っていた。


『マスター。この星の全ての生命が、マスターの呼びかけに応えています! 彼らの『願い』が、魂の樹へと集約され、膨大な生命の魔力となって、魂の樹を活性化させています!』


ルミリアの声が、感動に満ちて響いた。魂の樹は、まばゆい光を放ち、その輝きは、星全体を包み込んでいる。


そして、その光は、龍馬の体に流れ込み、彼の魔力を、これまでにないほど強大にしている。龍馬は、この星の全ての生命と一体になったかのような感覚を覚えた。


「ありがとう……みんな……。」


龍馬は、心の中で、この星の全ての生命に感謝した。


しかし、その時、遥か遠くの宇宙空間から、黒い影がこの星へと迫り来るのが見えた。それは、巨大な艦隊だった。その艦隊からは、禍々しい破壊の魔力が放たれている。


「……彼らが……来た……。」


エメロードの声は、緊張に満ちていた。


『マスター! 侵略者たちの艦隊です! 数、膨大! 戦闘態勢に入ってください!』


ルミリアが、緊迫した声で警告した。


龍馬は、魂の樹から流れ込む膨大な生命の魔力を全身に宿し、侵略者たちの艦隊へと目を向けた。彼の体は、金色に輝き、その存在は、この星の全ての生命の希望を背負っていた。


「俺は、この星の『剣』だ! お前たちに、この星は渡さない!」


龍馬は、空に向かって咆哮した。彼の声は、この星の生命の響きと一体となり、宇宙空間へと響き渡る。


彼の前に立ちはだかるは、闇の次元から来た侵略者たち。しかし、龍馬は、もはや一人ではない。この星の全ての生命が、彼と共に戦っているのだ。彼の『調律者』としての真の戦いは、今、まさに始まろうとしていた。それは、この星の未来をかけた、壮大な戦いとなるだろう。

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