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昔のアルバム

作者: 杉孝子


あの月明かりに照らされて

彼女も眠りの中にいるだろうか

静かな夜に包まれた世界

いつも思い続けたあの人は

今日も夢に出てくるだろうか


あんなに愛したあの人は

今も覚えてくれているだろうか

月が満ちるたび

胸の奥でくすぶる想いが

静かに溢れてくる


柔らかな光に包まれ

思い出がよみがえる

君と過ごしたあの日々

笑い声が響いていたあの場所

今はただ静寂だけが広がるだけ


遠く離れた君に

届くことのない想いを

月に託けてみる

あの時の約束

決して忘れないと心に誓った


夜空を見上げるたび

君の笑顔を思い出す

無邪気な眼差し

優しい言葉が

今も心の中でささやいている


月はいつもそこにあって

何も変わらず、見守ってくれる

君との思い出も

この月の光の中で

永遠に輝き続ける


今も、

月が照らすこの瞬間に

君への想いが

静かに広がってゆく

どんなに時が流れても

愛する気持ちは消えない


あの月明かりの下

二人で過ごした時間を

いつまでも胸に刻んで

君のことを愛し続ける

たとえ離れていても

この心の中に

君はいつまでも生き続ける


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