岸村から本音
小説書くのが難しく長文になってしまいました。
次の日の朝いつも通り学校に行き席に着くと、後ろからつつかれて振り向くと海村がいた。
「月島君って、昨日真奈とROOMしたんだよね。付き合うの?」
「いや、付き合わないと思うよ」
「勿体ない、真奈は結構尽くすタイプだからお得だよ‼」
と海村は岸村をセールスのように勧める。
海村がこんなにぐいぐい来るとは思わなかった俺は
「まぁ考えとくよ」
逃げるようにそう言うしかなかった。そのあとも海村は岸村のいいところをしゃべり続けていき5分ほど話を聞いていると、凉がこっちにやってくる素振りが見えると、海村は突然手に持っている本を読み始めた。
凉は俺にしか聞こえない小声で、
「お前って海村と話す仲なんだな。海村と修学旅行のために近付きたがってる男子が睨らんでるぞ」
凉は俺に向かって笑いながらそんなことを言ってきた。
修学旅行で少数で男女一緒なのは自由行動の班だけで、あとは全部クラス行動なのだから必死なのも頷ける。
「男子は普通に俺と凉とあと余りの男子3人で組めばいいだろ。それで女子は余ったところで」
ホームルームの時間になり修学旅行の班決めになった。
男女別々のグループでどのグループとなりたいか推薦形式で決めることになり、俺と凉のグループは
凉の独断で海村たちのグループを推薦し一緒になった、が他の女子のグループの子たちが泣いたのだ。
その結果、編みだくじとなり、結局は海村たちとは別々になった。
その夜、海村からメッセージが来た
「今週末、真奈と遊ぶから月島くんも佐々木君と一緒にきて。場所は〇浜の映画館ね」
「りょーかい」
俺は他人事のように何も感じることなく返信した。
週末、 集合場所に凉とともに行くと、海村は眼鏡を外しており岸村と一緒にメイクをしていた。
さぁ、いよいよ次からは麻衣と響也の話です。