表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また、ね───  作者: 真依
1/2

プロローグ1

水の民?視点

「はあっ、はあっ、」

冬の、凍えるような空気の中、僕は歩く。

吐息が、白く光って消えていく。

あともう少しだ。

もう少しで家に着く!

そう思うと、少しだけスピードが上がる。

しばらく歩いていると、見慣れた家が見えてきた。

バタ、と音を響かせ、馬小屋の中に入る。

外は凍え死にそうな寒さだが、中は、馬の温もりで暖かい。

僕は藁にもたれ掛かり、「ふうっ」とため息を付いた。

う~ん、伸びをし僕はうとうととまどろみ始めた。


炎の民?視点

「い゛ったぁ、」

...そういえば何でこんなことになったんだろう。

三ヶ月、くらい前からな気がする。

今の生活が辛くて逃げ出して、それで余計辛いところに来るとか。

俺バカじゃん、笑える。

あ~あ、こんなつもりじゃなかったのに。

と言うか、俺何も悪くないでしょ。

迷子になっちゃっただけなのに。

...誰か、俺のこと助けて──?


星の民?視点

真夜中。

満天の星空の下でうちはある人を待っていた。

んー、来ない。

かれこれここで一時間は待っている。

違う種族、炎の民の彼とは今日待ち合わせたはず。

彼は約束を守る方。

じゃ、理由がある?

来れない理由が。

...考えすぎだよな。

忘れているだけだ、きっと。

でも...

そう考えても、うちの不安は消えていかなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ