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植物と話のできる令嬢は気持ち悪いと婚約破棄され実家から追い出されましたが、荒地を豊かな森に変えて幸せに暮らしました  作者: 茜カナコ


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12、魔物の気配

 年が明けて数週間経った頃、アリスは庭の異変に気付いた。


「あら? 花壇が荒らされてるわ? 一体どうしたのかしら?」

 アリスは踏み潰された花を抜き去り、新しく種をまいた。

「お花を踏み潰すなんて、白蛇さんはそんなことはしないでしょう?」


 残された花たちに話しかけて、アリスは体をこわばらせた。

「……何ですって!? 魔物が現れたの?」

 アリスは残っていた花たちの話を聞いて、戦慄した。

「おばあさまの魔除けの呪文で家は守られたようだけど、町の人は大丈夫かしら?」

 アリスは急いで町に駆けつけた。


「ブルーノ様、いらっしゃいますか?」

 アリスはブルーノが泊まっている宿に行くと、店の従業員に尋ねた。

「あなたは?」

「私は森に住んでいる、アリスと申します」

「ああ、アリスさんか。ブルーノさんは討伐のため、今日の朝から出かけているよ?」

「そうですか。ありがとうございます」


 アリスは町の様子に変わりが無いことを確認して、森に帰った。

「ブルーノ様、大丈夫かしら? 花壇の荒れ方を見ると、ずいぶん大きな生き物みたいだけれども……」


 アリスは少し震えながら家に入ると、二階にあがり森の奥に視線を向けた。

「私に出来ることは無いかしら?」

 アリスは祖母の残したメモを見ながら考えた。

「あら? これは魔封じの呪文だわ! これを覚えれば、また魔物を封印できるかもしれないわ」

 アリスはそう言って、祖母の残した呪文を記憶し、家を出る準備を始めた。

「これでブルーノ様のお役に立てるかもしれない……。森の奥まで、行ってみましょう」


 アリスは決心し祖母のメモと、いくつかの回復薬を小さな肩掛けカバンに入れて、森の奥に向かって歩き出した。

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