第50話「四回戦 ジャッジメントタイム」
「どうする……ここはDカップを出すべきか?」
迷いに迷っていると、三五七が背中をバチンと叩いてくる。
「何してんの? 早くいきなさい!」
「いや、しかし……」
「いい? 最後の命令よ、クマ! アタシを信じなさい!」
隅田は軽く息を吸う。
『三五七を信じる。それはつまり、自分を信じるということだ』
「やれやれ、おまえはいつも強引だな……」
だが、三五七の言葉に覚悟を決めた。隅田は一人の女の子をセットルームに呼び込む。
様々な思惑が交錯する中、犬神が両者のセットを確認した。
「それでは……オープン!」
宣言と共に、カーテンが開かれた。
相手のカードは、学園一の巨乳、後藤だった。対して、隅田側のカードは……。
「では判定に入ります」
犬神が二人の女の子のサイズを確認していく。
永遠より永い時が流れた。
「ジャッジ。横溝Eカップ、隅田……Aカップ。よって勝者隅田!」
「よし」
思わず声に出ていた。勝った、これで勝ったのだ。
一方、横溝はそれほど悔しそうな様子を見せない。
それはそうだろう。相手は、こっちの残りがEカップしかないと思っている。
向こうの残りはAカップなので、次の勝負は勝ち確定だと信じているのだ。
二勝二敗一分けで、引き分けに持ち込めれば、
今まで獲得した女の子の合計サイズで勝てると思っているのだろう。
だが実際、こっちに残っているのはDカップなのだ。
最後の一戦はDカップ対Aカップとなり、三勝一敗一分け。隅田の勝利が確定する。
つまり実際は今回の勝負で、隅田の勝ちは確定していたのだ。




