第38話「捕縛黙示録パイジ」
ねとりがあくび交じりに尋ねた。
「どうするのー?」
「こっちに得がないとやる気はないんだが」
戦うメリットなどない。
怪文書や脅迫状のせいで、主人公同盟のことも若干どうでもよくなってきていた。
うまいこと逃げられないか、道を探っていると、ふと法家の姿が目に入った。
たかしはあることを思いつく。
「なあ、法家」
「な、何か用ですか?」
「ちょっと俺のために働いてもらえないか?」
「今のご主人さまはあなたですから……それは構わないですけど」
「よし、オッケー」
たかしは隅田の方を向き直す。
「隅田さんだっけ? 勝負するなら、ひとつ条件がある。戦いのルールはこっちが決める」
「……別に構わないが」
たかしにとってのメリット。それはイマジネ能力を試せること。
せっかくだから法家の能力使ってみようと思ったのだ。
とはいえ、どんな対決にしようか。
痛いのは嫌だし、肉体勝負はもうこりごりだ。それ以外で決着が付けばいい。
ふと、最近読んだ賭博漫画を思い出す。
主人公は、オリジナルルールのゲームで対決していた。
ああいう、ひりつく勝負を一回してみたかった。
ただ、ゲームと言われても、すぐには思いつかない。
どうせなら、こっちが勝てそうな得意分野で勝負できればいいのだが。
「ねえ、まだ?」
向こうのイマジネ、三五七が腕を組んでこちらを待っている。
たかしの視線はつい、三五七の組んだ腕の上に乗っている乳にいった。
でかい。結構いい体してる。腰のライン、尻のライン。
こっち側のイマジネメンバーに比べ、明らかに色気がある。
胸のサイズはEカップくらいはあるんじゃないだろうか。
そうだ。たかしは女の子の身体を見ることには自信がある。
思いついた案を隅田に振ってみる。
「こんなのどうだ? 題して――
おっぱいじゃんけん」




