表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【転生】【異世界】【最強】【ハーレム】なんかクソくらえだ!  作者: 泥水啜
あそ部っ! ☆うちの体育館が突然ダンジョンに!?☆
32/82

第29話「ま、まだあわわわわわてるような時間じゃ」

 目の前に広がるのはシンプルな広場。

 床も壁も真っ白に染まっていて、どこか非現実的な空間が演出されていた。


 その中心に法家はいた。たかしの姿を見て、途端に慌てだす。


「部長! ここまで来れないって言ってたのに、話が違うじゃないですかあ……」


「こうなったらとことん逃げのびなさい!」


 朱鷺の檄が飛ぶ。


「アッキー、ガンバレー」「けっぱれー」「気合いです! 気合い!」思い思いの声援が飛ぶ。


「最終関門『ホワイトシャドウ』ですわ!」


 朱鷺の言葉を合図に、辺りは静寂に包まれた。


 こっちに一切声援はないが、確実に追いつめた。あとは捕まえるだけだ。

 気合いを入れて、一歩足を進めた瞬間。

 カタカタっとキーボードを叩く音が響いた。すると突然周囲の景色が歪み始める。

 やがて、ターンっという音とともに、目の前に信じられない光景が広がっていた。


「……おいおい」


 法家の姿が五人に増えていたのだ。


「これが……奴のイマジネ?」


 だがその考えは一瞬で否定された。


「どうです? 最新式の立体映像は?」


 犬神がくいっとメガネを上げる。


「立体映像?」


 五人いる法家の中の一人が、すたすたと目の前にやってきた。

 おそるおそる手を伸ばしてみると、たかしの手はするりとすり抜けていく。


「マジかよ……」


「この立体映像は、アンちゃんの自信作だもんねー」

「本物と見分けがつかないよー」


 佐知、美知による解説。


「本番はこれから」


 犬神がもう一度キーを叩く。

 すると法家の分身はさらに数を増やして、そこら中を動きまわり始めた。


「ええええ、どうしよう」とねとりの悲鳴。

 こうなると、どれが本物か完全にわからない。


「ま、まだ慌てるような時間じゃない」


 そうだ、こういう時は分身物の定番、影を見ればいい。


「分身であれば影がないはず――」


「ふえぇ、どれも影あるよぉ」とインリ。


「ええ!? じゃあ適当に一人を追いかける!」


 たかしは、すばしっこく逃げる一人をなんとか追いつめ、捕まえるも――

 ハズレ!


「じゃあもう一人!」


 だがそれもハズレ!


 じゃあハズした奴を除外しようとしも、

 相手が動き回るせいで定期的にシャッフルされてしまう。


「残り時間十分ですわ!」


 朱鷺の勝ち誇った声が響く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ