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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第一章 霧と監視に追われたもの
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非常識少女'M

「ユウマー! あーそーぼー……あ」

 思いっきり強化魔法ぶっ壊して部屋に入る。

 後で直すから気にせず飛ばした扉は、いい角度に、ユウマの腹にのしかかった。

「へぶっ!?」

 予想外の一撃にユウマは悶絶、そこから3分の説教をされた。



「……で、お前何しにきたのこの時間に」

「夜這い!!」

「堂々というもんじゃありません」

 チョップしたユウマは、ため息混じりにゲーム機を取り出してきた。

「ま、眠気は悲しいことに消えちまったし、遊ぶか?」

「うん! ソフト持ってきたよー!」

 昔あっち側でユウマが語っていた『ゲーム』という娯楽に興味があって、この世界に来て少しした頃に遊んでみて、今の通りハマっている。ただ、数少ないユウカとの違いでもある。ユウカ、嫌いとまではいかないけどあまり遊んでくれない。

「お、おいこれ……限定盤の『カオスオンライン』じゃねーか! 確か明日発売じゃなかったか?」

「フッフーン! 実はそこの会社の出資にも関わってて、るーちゃんから先行で譲ってきてもらったの!」

「ルシファーがか……ま、それならやるか!」

「うん、やろう!!」

 文字通り本格的なゲームスタンスは『オンライン』だが、一機種で二人操作できて、チュートリアルの《キャンペーンクエスト》や素材等のオフライン回収クエストがあるゲームで、『宇宙からの侵略者から人類を守る超次元SF』を題目に今、全国のゲーマーが今か今かと楽しみにしているものだ。

 そんなものをよく……とマオの側近『ルシファー』に感謝と、恐らくせがまれたのだろうと同情して、ソフトを入れる。

「……てか本体買えよ。いつもここで遊んでるだろお前。金あんのに」

「えー、くる口実減るじゃん」

「だが、俺がやってる時お前遊べねーし。変わってやる気ねーし」

「いーの。その時はユウマの操作を見てるからー」

「ほんと、飽きねーな……っと、ほら」

「あ、レッドだー!」

 と、ここ最近ゲームをやると知ったユウマが買ってくれた真っ赤なコントローラーを渡してくれた。ユウマは変わらず黒のコントローラーを操作する。

 ちなみにだけど、ユウマは本当に昔から趣味が多く、このコントローラーも彼の予算内で塗装、加工して、ショートカットボタンまでつけた、まさに特注品。ユウマ的には「楽しかったからいい」と代金を受け取ってはくれず、その割に自分のはフラットだった。

 本当に、いつも彼は他人のためには熱を上げてするけど、自分のことになると何もしない。信木の話でも入居当初はずっとカップ麺かおにぎりのみで、しかし見かねた信木の食事招待時「招待されたから」とご飯を作ったユウマは、隠していた家事スキルを発揮し、それを継続させ食生活を改善させようと、それから毎日朝昼晩は来るようになったと言っていた。

 昔は自分で作って自分で食べていたはずだけれど、と疑問はあったけど、ユウマ曰く「異世界にコンビニねーから」だったらしい。ちなみに掃除等は普通にするらしい。「趣味だから」と。



 しかしよかった。始めたのが深夜0時で、明け方4時まで続いたゲームはユウカの乱入で途中終了となったけど、今日は土曜日だから学校はない事を。

 今日はユウカが作ってくれそうだけど、その前に意識が遠のいてきたため、そのまま正午まで二人眠りについたのは、まあ、当たり前のことだった。


 昔なら、きっとこんな感じに眠ることなどできなかっただろうけど……。

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