表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
153/273

『LOST END Ⅰ』

「……ここは?」

「なんだい、あまり驚かないんだね」

 若い男がそこにいた。クスクスと、楽しそうに。

「…ここはどこだと」

 そこで腰の刀がないことに気づく。

「貴様、刀をどこに置いた!!」

「いやいや、死人に武器は不要でしょ」

 瞬間脳裏で、ここに来るまでに起こった出来事がフラッシュバックし、くらっと立ちくらみと共に倒れる。

「……そうか、なにも救えんのか我は」

 あんなに豪語したのに、仲間をあんなに率いたのに、されど先の文明に蹂躙され、消却された。

「……して、歴史の異物の我は消える定めかの?」

「いや、君は選ばれたのさ、神にね!」

 神、生前から信じず、必要なら遮断すら厭わない存在だった。だが、その神が我を?

「…っはははは! ないなないな!」

「綺紀を助けたいんだろ、生前の君は」

 思わず襟を掴んでいた。男はそれでもニヤッと笑う。

「まあまあ、君がどんなに嫌っていても神は神。それに君とはやっていけると思うんだ」

「……なぜだ?」

「そりゃ、同じく神に疎まれた存在だからさ」

 そこで襟を離す。奴は調子の良いことをいるが、嘘はなさそうだったから。

「さ、話そうか『真第六天魔王・織田信樹』。僕は『閉ざす神・ロキ』。君のサポーターさ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ