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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
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終わりの鐘は硝煙に交じりて 3

「......ユウマッ!!」

 麻央の声が響き渡った。


 ポタっ、ポタっと掌から血が零れる。

 手を突き出して、骨を貫通する間に多重の魔法障壁を腕に展開して速度を抑え、どうにか肩まで貫通することなく止まった。

「...そうじゃねーだろマオッ!」

「ッ! ......ルシー、絶対逃すなッ!!」

 麻央と優華はそれぞれにスマホを持って連絡を取る。

 そんな中、俺は信木と文坂のとこでしゃがみ二人を見るが、文坂は眠っている。

「...悪いユウマ」

 苦々しい顔をする悪友にコツっと拳で鼻をたたく。

「...気にすんな。利用し、されるが俺たち『悪友』の暗黙だろが」

 しかし運がいい。会場に銃声が響かなかったことはまだ立て直すことができる。

 俺は立ち、ポケットのハンカチを手に取る。

「はい皆さん! ここで擦りむいた手があります!」

 実際は風穴あいてるが、まあ遠くじゃ血しか見えんだろ。

 ハンカチを被せ、スリーカウントで取った手は、

「見事綺麗な右手です! さ、種も仕掛けもあるショウでしたー!」

 シーンと静まったため、俺はさらに一言載せて終わることにした。

「えー......ハプニングがあったため、今滑った俺の責任でCの負けです! 悪いなお前ら―!!」


 数分後、信木たちが文坂を運ぶ間ブーイングを俺は受けた。

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