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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
146/273

終わりの鐘は硝煙に交じりて 1

『準備はいいか? 対象は一撃で仕留めろ』

「......ああ、分かってる」

 スコープは平和湧磨に向く。

 奴の行動は奇想天外、予測不可能なものだった。波の狙撃手なら撃ち殺せないだろう。

「......俺は例外だが」

 慢心ではない。これは事実だ。

 俺は何度もこのスコープに移る敵を老若男女問わず打ち抜いた。ミスは、あの夜だけだ。

「自身もないものに成功は収められない」、あの人の教えだ。

 引き金に手をかける。これで終わる。

 引き金を––––



「!」

 俺はそこで引き金から指を離す。

 妙な違和感、まるでこの感じは———

『...どうしたツカサ、なぜ』

 俺は通信機を取る。再び向ける銃口は平和でも煤野でも傘木でも、松尾でもない。


 俺のスコープはノーマークの『文坂綺紀』に向けていた。


 あの女は、脅威になると警鐘する

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