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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
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非常識の衝突 1

「やっぱツレーな!」

「同感だ」

 三人はバテながらも登りきり、再びドームまできた。


 その間で四、五騎を討ち取るが、運がいいのか悪いのか、リーダー格とは鉢合わずに登り切った。

 するとバスが何台が横切り、そのうちの一台の窓が開く。

「おうユウマ、負けたら許さねーぞ!」

「「ハジメ君頑張ってー!!」」

「小中、写真忘れんなよな!」

「サトシはまあガンバ」

「なんで俺だけそんなそっけねーんだよ!」

 智は猛反発したが、俺達はクラスメイトの声援に応えるべく、決戦の地に戻ってきたのだ。

『おう、任せろ!』

 俺たちの言葉は、それだけでいいだろう。



 グラウンドに戻って五分、C組入場門付近で俺達は足を休めている。A組とB組の入場門から現れるのを、騎馬は立ったままだがな。

 どうもここに戻ってくるまでの間、ミサの計らいで文化部の予算増額を盾にパフォーマンスをいくつかしていたようだ。なにそれ、俺見たかったんだけど! なんか吹奏楽とか、和楽器バンドとか、果てはヒーローショーとか……見たかったなー。

「……なあユウマ、結果的に足つけられない騎手のルールがある以上、実は遠出は不味かったんじゃないか?」

「まあよく考えろ。仮にここでやって……勝てるか?」

「……消耗していて欲しいな」

 俺達はそう願う。

 その折、足音がしてきた。

 扉が開いた音はしなかったが、一体どこから––––


「もらったーー!!」


「後ろか!」

 俺達は前進してUターン。

 しかしその騎手の顔を見て俺と、そしてハジメが固まった。





「……なんで、カスミが」

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