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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
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後払いは利子がつく 1

「…お主もよくもまあ、命知らずな事をするな」

優華たちと別れた舞夜は、角で隠れていた俺の気配に早くも気づかれた。

「逃げた後は怖いぞー?……助けぬからな」

「大丈夫だ。少なくとも運動会内で問題は起きないだろうさ。終わったらトンズラするだけさ」

「……そううまくいけば良いがな」

何を気にしているのかは知らないが、俺は土を払い、その足で自分の組へ向かった。……いや、身代わりじゃないよ? ちゃんと後で間に合ったら助けるし………間に合ったら、だけど。




「おうノブキ、調子はどうだ?」

「……いいと見えるなら節穴だなお前」

信木は苦笑して周りを見るよう促す。

全体的には活気はない。それもそのはず、クラス分けの基準としてAは頭脳に、Bは運動に振られていて、Cは準落ちこぼれの集団。

言葉だけならまだA組には勝てるかもしれないが、

「…あれ見てみ?」


運動会では珍競技があったりするが、注目校であるここでは陸上競技も多く入っている。


信木が指したのは天井に謎に設置されたモニター。二年の『ハードル走』。

「……マジか、スゲーな」

「…オレらアレ(・・)を相手にしないといけないんだよな」


そこに映し出されていたのは二年A組の島釜が群を抜いて一位を取るまでの映像だった。


「……事実、傘木と煤野妹はそれなりに運動できるって話を聞いたぞ。どうすんだこの窮地!」

クラス対抗戦のため、特典はアルファベット三組分しかなく、現在映されていたのは、


【A組 30

B組 30

C組 10】


「……ちなみにだが、三位は無得点か?」

「いや、それでも得点あるぞ」

絶望的じゃないか、我が軍は。

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