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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
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『契約』

 覚えてはいないだろう。君はその程度の気持ちで救った俺の心情を。




 君は純粋な好奇心でこの地を通り、俺を見つけた。


 君の目は眩しかった。俺の血塗られた手を取ってくれた。




 君は俺に仕事を与えた。だから俺はようやく人並みの暮らしを送る事ができた。




 そんな君との契約を、俺は忘れない。





『死んでも俺を守って幸せにして』と、冗談まじりに言った君の契約を。


 あの日目にした『リモニウム』の花に誓って......。





「望めるなら、君のそばで―——」

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