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神様と鍵と。

作者: ともちぃ

日本国―――世界有数の経済大国にして先進国

それはもうこの世に存在しない。


西暦2245年 〝地球国〟の誕生

そしてそれまであった国の滅亡。

コレはもう既に40年程前のコトになる。


争い、奪い、戦い続けた地球の国々は自滅し、

人口も減り、土地は枯れていった。

平和と平等。

その言葉をシンボルに

日本・米国・中国・インド・ロシア・イギリス・カナダ

スペイン・ポルトガルの9ヶ国が秘密裏り計画し、

40年前の4月 1日

全国の大統領 首相 総理 暗殺により

その大きな幕を開けた。

既に核兵器よりも強力な武器も作られ、

言葉と紙幣が流通した地球にとって、

それはさほど難しいことではなかった。

40年間の間に大きな反乱や事件もなく、

平和と平等の名の元に地球国は成りつつ見えた。


だけれど、それは二つの事柄により覆る。


一つ目は地球国初王 メアリー家の

ティラン・アルガスト・メアリーの死である。

心から平和と平等を願い、民を気遣い、慕われた

ティラン王の死。

それはまるで狙ったように、計画されたように、

ティラン王の血の繋がり、

時期王と言われた

ケルビン・レジ・メアリーの病死の後。

加えて地球国一の貴族

ティラン王の腹違いの妹 アリスタの長男

マーティニィーの18の誕生日の三日前だった。

国民は涙に伏せた。

三日後には誕生祭と共に

マーティニィーが王位についた。

マーティニィーの政治は、

弱いものが苦しみ、虐げられる、

地球国の前の政治 そのものだった。

故に反乱軍が後を絶えない。

だが、国の軍はしっかりしているから、

それだけではなんともなかった。


だがそこに二つ目の理由が行く。

魔法。

古来より人が憧れ続けた、魔法。

しかしそれは難しいものであり、

金で買える魔法はとても小さな威力だった。

だがある時の赤ん坊に、自然と魔力を宿す者達が

現れたのだ。

そこから魔法使いは増え、

人口の一割程にもなった。

だが、そこから増えることはなかった。

国による、魔法使い狩りが始まったからだ。

国に仕えると忠誠を誓わない魔法使いを対象に、

ただただ殺す。

国は魔法使いたちの強大な力を恐れたのだ。

その残虐さに国民は怯え、国に従おうと

反乱をやめるものもいた。

しかし、負けてはならんと言った魔法使いに、

ついていく民も少なくはなかった。


故に今この地球国は、

魔法使い側と国の軍側でまっぷたつになっている。


この話の主人公、

廓・ササラ・メアリーは、その反乱分子のひとつ

少人数だが凶悪だと有名な、

残虐ドール というギルドメンバーのひとり

言葉の魔法を使う ヒーローである。





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