表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼なじみと同居!  作者: 空色
9/13

加奈子の嘘・・・

俺は、加奈子が嘘ついているなんてこの時は知らなかった・・・。

加奈子は最近帰りが遅くなった。

俺が何で遅いのかって聞いても友達と遊んでたとしか言わない・・・。

ちょっと俺は心配だった・・・。

この時俺は、加奈子はお母さんの事で嘘をついているんじゃないかって・・・。

でも、俺はあまり気にしなかった・・・。

ある日、俺はたまたま病院を通りかかって病院に入っていく加奈子を見つけた・・・。

俺は、少し気になり病院の中に入って行った。

そうしたらある医者に声をかけられた。

「君、この間山田さんの病室に来てた子だよね?」

「はい、そうです。そういえば先生に聞きたいことがありまして・・・。」

先生はやばいっていう顔をしていた・・・。

「質問したいことは分かってる。何で最近加奈子さんの帰りが遅いからだろう?」

「はい。」

「加奈子さんには秘密にしてほしいと言われたんだけど・・・。」

「先生!言ってください!」

「そこまで言うなら仕方ない・・・。実は、加奈子さんのお母さんはあと1年ぐらいしか生きられないんだ・・・。」

「えっ・・・。」

「でも、加奈子さんは、悟には心配かけたくないから言わないでくださいって言われてしまったんだ・・・。」

「加奈子さんは申し訳ないって顔してたけど・・・。実はお母さんもこの事は知らないんだ・・・。」

俺は、加奈子にやっぱり嘘をつかれていた・・・。

俺は、加奈子がいる病室まで向かった。

「加奈子・・・。ちょっと話がある。」

加奈子はビックリしていた。

「何?話しって・・・。」

「お母さんがいるからちょっと違うところで話さないか?」

加奈子は分かったって言った。

俺たちは病院の屋上へ向かった・・・。

「加奈子!これはどういうことなんだ!」

「悟ごめん・・・。」

「俺は、加奈子に頼ってほしかった・・・。」

「悟に言ってもどうすることもできないんだよ!私の彼氏じゃないのにそんなこと言わないで!」

「彼氏じゃないけど、俺は加奈子の力になりたいんだよ!」

「私の気持ちなんか分かんないくせにそんなこと言わないで!」

と言った加奈子は走って屋上から出て行ってしまった・・・。

俺は、本当に加奈子の力になってやりたいって思ったのに加奈子を怒らせてしまった。

まさか加奈子が泣いていたなんて後で加奈子の姿を見た医者に言われるまで知らなかった・・・。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ