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第4話 「遺跡の主と甘い罠」

第4話です!


ついに遺跡の奥で、アレンは一人の少女と出会います。

そして今回は少しだけ、ラノベらしい**ハプニング(?)**も起きてしまいました。


遺跡探索もいよいよ核心に近づき、

アレンの鑑定能力がさらに重要になってきます。


新キャラのリリアも登場しましたが、

この先アレンとどんな関係になっていくのかも楽しんでいただけたら嬉しいです。


もし面白いと思っていただけましたら、


・ブックマーク

・評価(★)

・感想


などいただけると、今後の更新の励みになります!


それでは第4話、どうぞ!

 遺跡の奥へ進むほど、空気が変わっていった。


 冷たい。


 そして重い。


「……この先か」


 アレンは立ち止まった。


 視界に鑑定の文字が浮かぶ。



【遺跡最深部】

危険度:A

守護者:存在



「やっぱりボスいるよな」


 肩の幻銀狐が鳴く。


「コン」


「まぁそうなるよな」


 アレンは苦笑した。


 だがその時――


「きゃああああああ!!」


 遺跡の奥から悲鳴が響いた。


「!?」


 女性の声だ。


 アレンは即座に走った。



 広い石の部屋。


 その中央で。


 少女が追い詰められていた。


 金色の髪。


 細い身体。


 そして――


 目の前には巨大な魔物。


 石の巨人。


「ゴーレム!?」


 だがさっきのとは違う。


 鑑定が反応する。



【古代守護ゴーレム】

ランク:A

役割:遺跡守護者

弱点:背面魔核



「Aランクかよ……!」


 新人冒険者なら即死レベルだ。


 だが。


「弱点見えてるならいける!」


 アレンは走った。


「伏せろ!!」


「え!?」


 少女が振り向く。


 その瞬間。


 ゴーレムの拳が振り下ろされた。


 ドォン!!


 石床が砕ける。


 だがアレンは横に回り込んだ。


「背中!」


 ナイフを抜く。


 全力で跳ぶ。


「うおおお!!」


 ガンッ!!


 刃が魔核に突き刺さる。


 ヒビ。


 そして――


 パリン。


 魔核が砕けた。


 ゴーレムは崩れ落ちた。


 ズドォン。


 静寂。


「……勝った?」


 少女が呆然としている。


 アレンは息を吐いた。


「危なかったな」


「……え?」


 少女はアレンを見つめた。


 大きな青い瞳。


 そして――


 震えている。


「だ、大丈夫か?」


「だ、だだだだ大丈夫です!」


 その瞬間。


 足元の石が崩れた。


「え」


「うわ!?」


 アレンは少女を抱き寄せた。


 そして――


 そのまま倒れ込む。


 ドサッ。


「いたた……」


 柔らかい感触。


 そして甘い香り。


 アレンの視界に入ったのは――


 少女の胸元だった。


 しかも。


 かなり近い。


 というか。


 顔が埋まっている。


「……」


「……」


 沈黙。


「きゃああああ!!」


 バシッ!!


 アレンは思いっきり叩かれた。


「いってぇ!?」


「なななな何してるんですか!!」


「いや事故!!完全に事故!!」


 少女は顔を真っ赤にしている。


 だが。


 アレンは気付いた。


 鑑定が反応している。



【リリア】

職業:魔導剣士

ランク:B

潜在能力:S



「魔導剣士……?」


「え?」


 少女――リリアが首を傾げた。


「どうして私の職業が?」


「……いや」


 アレンは苦笑した。


「鑑定士なんだ」


「え!?」


 リリアは目を丸くした。


「鑑定士って……あの荷物係の?」


「まぁ大体そんな扱い」


「でもさっきのゴーレム……」


「弱点見えたから」


「え」


 リリアは固まった。


「弱点って……見えるんですか?」


「見える」


「罠も?」


「見える」


「宝も?」


「見える」


「……」


 リリアはしばらく沈黙した。


 そして。


「すごすぎません!?」


「まぁ俺もそう思う」


 アレンは肩をすくめた。


 その時。


 リリアがアレンをじっと見た。


 そして。


「でも」


 ニヤッと笑う。


「さっきのは許しません」


「え?」


 次の瞬間。


 リリアがぐっと近づいた。


 そして耳元で囁く。


「女の子の胸に顔埋めた罰です」


「いや事故だって」


「言い訳禁止」


 指で顎を持ち上げられる。


 距離が近い。


 かなり近い。


 というか。


 顔がすぐそこ。


「……」


「……」


 リリアが笑う。


 少し意地悪な笑み。


「罰として」


 人差し指でアレンの額を押す。


 そして。


「これから私の護衛してください」


「……は?」


「だって鑑定できるんですよね?」


「まぁ」


「じゃあ最高じゃないですか」


 リリアは腕を組んだ。


「遺跡攻略、付き合ってください」


「いや俺一人でも――」


「ダメ」


「え」


「胸触った責任です」


「触ってない!」


「顔埋めた」


「事故!!」


 リリアは楽しそうに笑った。


 そして手を差し出す。


「改めて」


「私はリリア」


「あなたは?」


「アレン」


「よろしく、アレン」


 その時。


 アレンの視界に文字が浮かんだ。



【遺跡最深部】

価値:SSS

守護者:覚醒



「……」


 アレンは苦笑した。


「どうやら」


「まだ終わってないみたいだ」


 リリアが剣を抜く。


「ボスですか?」


「多分」


 そして。


 遺跡の奥から。


 巨大な魔力が溢れた。



――第4話 完


第4話を読んでいただきありがとうございました!


今回は


・遺跡の守護ゴーレム

・新キャラ「リリア」の登場

・そして少しだけハプニング回


でした。


アレンの鑑定能力は戦闘職ではないものの、

遺跡攻略ではかなりチート級に近い能力になっています。


そして物語的には、まだ遺跡は終わっていません。


次回は


「遺跡ボス戦」


さらにこの遺跡のSSS級の秘宝も登場予定です。


アレンの能力がどこまで通用するのか、

そしてリリアとのコンビがどうなるのかも見守っていただけたら嬉しいです。


もし続きが気になりましたら、


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それではまた次回でお会いしましょう!

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