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ダンジョン講習



ダンジョン講習は主にゴブリンとダンジョンの壁にくっつくペロゼータングという黒緑の平べったいひも状で、粘着液を敵に向かって舐めるように体にくっつけて服だけを溶かす粘液を出すモンスターを倒すこと。


特にペロゼータングは女子からはかなり嫌われており倒すのにめちゃくちゃ力を入れている。


「ペロゼータング!」


「倒しましょう!!」


フリーデとペトラは心を決めていた。


「フリーデとは相性悪い敵だからなぁ」


とフリーデを下がらせてランツェは槍を使って、アルベルトも剣で応戦してペトラも風魔法を使い遠距離から攻撃魔法する。


すると、何故かペロゼータングが私に向かって飛んできた。


「フリーデあぶない!!」


フリーデの間に入ったのは許嫁のランツェ。


ぺちゃあとランツェの胸からお腹辺りにペロゼータングがくっついた。


ランツェの鍛え抜かれた体があらわとなりフリーデはおもわずドキリとして固まってると、


「フリーデさん!!また来ます!!」


「とりあえず、避けられるとこまで退避だ!!」


クラウスとアルベルトがそう言って五人は逃げられるとこまで逃げ出した。


壁から動かないはずのペロゼータングから逃げて知らない通路に入り、


「ごめんなさい、ランツェ」


ランツェにフリーデはしょんぼりとして謝った。


「気にするな」


ランツェはフリーデの頭を優しく撫でる。


「見てくださいアルベルト様、これが許婚同士というものです!これくらいしないと!」


「で、できるか!!」


「私もフリーデ様みたいにされたら恥ずかしくて死んでしまいます 」


クラウスの言葉をアルベルトとペトラは真っ赤にした。


「けど、どこでしょうここ?」


フリーデはあたりを見渡すが、慌てていたのもあって帰り道を覚えていない。


「とりあえず気をつけて歩いて…」


アルベルトがそういうと、光が床を壊し、すると五人は地面がなくなり、暗闇へと落ちていった。


地面に叩きつけられて、痛みを感じながら周りを見渡す。


すると禍々しい空気に黄色の花のような牙を持つ植物のようなモンスター。


「ここのダンジョンボスってレーヴェンツァーンじゃあなくてオーガじゃなかったか!?」


アルベルトがそう言うと根を土から出してムチのように攻撃してきた。


「このパーティーは火魔法が使える奴がいないのが痛いね!」


クラウスがそう言いながら根の攻撃を避ける。


「アルベルト!土魔法て敵の周りを崩せ!」


「わかった!!」


とランツェ、フリーデはランツェの意図がわかったのか


「ペトラ風魔法で根っこと葉の部分を切り刻んで!!」


「はい!」


とペトラに指示した。


「ヘスくん一緒にいきますよー」


「はい!」


クラウスにフリーデが茎に向かってフリーデは拳をクラウスは短剣を攻撃し、


よろめいたところをランツェが敵の弱点である花の真ん中を槍で刺した。


するとレーヴェンツァーンは粉々に散っていき、オーガの赤い魔晶石とは違い黄色の魔晶石がコロンと出た。


「こんなボス居たのですね…」


フリーデはしみじみと言うと


「たぶん裏ボスみたいなやつだろう」


ランツェが振り向いて裸の上半身がちらりと見えてフリーデは顔を赤らめてそらした。


「これも課題クリアになるのか?」


「なるんじゃないのか?オーガより強かったし」


アルベルトの言葉にランツェは答えた。


そして奥を見ると出口が見えて、五人はそこからダンジョンを出ていく。


講師は驚いた顔をして


「まさかレーヴェンツァーンをこのパーティーで倒したんですか?」


というのに対して黄色の魔晶石を見せた。


「たしかにこれはレーヴェンツァーンの魔晶石…この五人のパーティには加点せねばいけませんね」


「そんなのおかしい!!」


とアンナが割り込んで


「オーガを倒せっていうのにレーヴェンツァーンってやつ倒してるじゃない!!」


「私はここのボスを倒せといったのです、オーガだとは言っておりません」


ギャーギャー反論するアンナに講師はそう答えて、アンナが何か言いそうになったら


「そういえば光の攻撃魔法みたいなので床が落ちてレーヴェンツァーンのところに行けたのは運が良かったですわね」


フリーデはそうつぶやいた。


するとアンナは反論をやめて自分のパーティメンバーところに戻ったので、


フリーデはやっぱりアンナが絡んでると確信した。




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