4.美味しい夕食①
クランに連れて行かれたクソ坊ちゃん達を見送り、私達は転移魔法玉を口に放り込み家に帰ってきた。
変装魔法を解き、部屋着に着替える。
そして、ルイを2階にある私のベットに寝かせ夕食を作る。
教会の地下であんな馬鹿な事をやっていたらもう16:30になってしまった。
今日の夕食はクイーンと話し合い、パンとスープとグラタンにしようとなった。
♢♢♢
「スープってコンソメ? それともパンプキン? コーン?」
「う〜ん… コーンスープにしようかな?」
コーンスープはルイの好物だったし…
「パンは? 作る? 」
「パンは大丈夫! 魔法研究してたらいろんなパン作れるようになっちゃったから」
「知ってるわ。初めて見た時はめっちゃ怖かったのよ〜あれ。 どっから音もなくパンが出て来るんだもの。」
「えへへ」
えーと焼きたてが良いからパンは1番最後で〜
次はグラタン〜グラタン〜♫
キャロットとポテトとブロッコリー〜あとは牛乳とマカロニ〜それからお肉〜
キャロットはサイコロの形にトントン
ポテトとお肉はひとくちサイズ
チーズをパラパラ
レンジへGo〜
「フィーネ、怖いわよ」
「だって久しぶりなんだもん。3人で食べるの」
「私も楽しみよ」
「えへへ」
「さてと、ルイが起きたみたいよ。まだ焼き上がるまで時間があるから行ってらっしゃい。」
「はーい」
♢♢♢
「ルイー 起き〜て〜」
「ふにゅ〜 ふぃ〜」
可愛すぎる…
「る〜い〜」
「…ん…? ふぃー?」
深い紺色の瞳が薄く開いた。
ぷに
ルイの手が私の手を握った。
そしてまた
「zzz…」
あゝ癒し…
変な所で力使ったからな〜
ヤバい…眠い…いや、頑張れ自分!
結果
寝ました。
ムリ…眠い…この睡魔め…
「むにゃしゅみぃ〜…むにゃむにゃ…」
すみません。短かったです… ごめんにゃしゃい…
次はルイside or 精霊女王様side で書きたいなと思います。